MAD探偵 7人の容疑者の作品情報・感想・評価

「MAD探偵 7人の容疑者」に投稿された感想・評価

elie

elieの感想・評価

3.7
これはなかなかに好きだ
バンさんにしか見えない内面の人格と
実際の人物像が全くの別人で描かれていて
その視点がコロコロ変わるので
なかなかややこしいが
2回観たらまた視点が変わってより面白かった
演出 脚本が独特で話の繋がり方とか
みせ方がとても面白い
とくにラストが良い
人間の心の動きや二面性が垣間見える
何よりMAD過ぎるバンさんが見所かと(笑)
いきなり耳プレゼントされますから👂(笑).
★ 狂気の果てに拡がる荒野

これは…明らかに問題作ですね。
主人公の《元刑事》の奇行はまさに狂気。
いきなり人を殴る、誰もいない空間に話しかける、他人の内面が見える(と言いだす)、犯行当時をトレスするために生き埋めになる、上司へのプレゼントに自分の××を贈る…などなど、本当にヤバいのです。

まあ、でも、一応、映画ですからね。
フォローのように主人公からの視点も描かれます。だから、誰もいない空間に話しかけている理由も解りますし、数々の事件を解決した実績から彼は“有能だけどもズレた人”という印象に変化するのですが…。

いや、ちょっと待ってください。
それは客観的に立証されてから下す結論。
本作では主観でしか観測できないのです。
だから、事件を解決できたのは他の理由かもしれませんし、全て彼の“妄想”である可能性も否定できないのです。

なので、常に危ういのですね。
夢とは何か、現実とは何か。
正常とは何か、狂気は何か。
そんな答えが出ない鏡張りのラビリンス。

いやぁ。やはり問題作ですね。
それ以外の“呼称”が思いつかないですよ。
正直なところ、物語中盤で涙腺が刺激されましたが…あれは絶対に気の迷い。観ている側の足元を崩して“狂気の淵”へ引き摺り込もうとする策略なのです。

だから、本作に興味を抱いたら。
“主人公がイカレている”ということ以外は、事前情報は仕入れないほうが良いでしょう。先入観や固定観念は本作の醍醐味を奪ってしまいますからね。“常識”は捨てましょう。

まあ、そんなわけで。
毒電波には気をつけてください。
毒電波には気をつけてください。
太陽の黒点が増えたら、足の骨が受信している可能性があります(捻挫かも)。そんなときはノコギリで切ってください。あとネタバレですが犯人は僕(一部略)ですか?いや、僕(自主規制)かもしれ“ませ”ん少なくtttともイ ンド人。オススメ!
kazusd

kazusdの感想・評価

4.5
あー、面白かった。そもそもの設定からもうやられた感がありました。ジョニートーお約束のラムシュウが、これまたお約束の食事シーンで登場してニヤリ。奥さんとの件はホロっときました。
脳が痺れるほどのウルトラ大傑作。”もし人の内面の人格が見える探偵が多重人格の犯罪者と戦ったら?”というアイディアですでに100点を叩き出しているのに、そこにジョニー・トー監督の徹底的に視覚的な演出で物語る美学、そしてワイ・カーファイの常人では考えられないストーリー展開の脚本が合体して唯一無二のトンデモない作品が誕生してしまった。というか古今東西様々な多重人格者ものの映画はあるけどこれを超える作品は絶対に、絶対に無いと断言できる。一人だけしか乗っていないタクシーが探偵の目には人がぎゅうぎゅう詰めになっているように見える場面、トイレでの複数の人格の間で起きるスリリングな駆け引き、妄想の妻と本物の妻を交えての会話、全て天才のそれとしか考えられない。全編に渡って映画の本質的な面白さ、快楽に満ち溢れている。これが映画だ。
おっもしろいなぁ!!ド狂ってますね!!最高!!
映画始まって数秒でコ、コイツいかれてやがるっ!!なんせ上司の定年退職祝いに自分の耳を切ってプレゼントするようなヤツですよ!マジヤベェ〜!この主人公のバンはゴッホがモデルになってるんですって!それにしてもまじMAD〜!
人間の内面の人格が見えるという特殊能力で事件をどんどん解決していくバンでしたが、そのあまりのMADさから警察すらもクビになってしまうんですね。そこに昔の部下であるホーが訪ねてきて捜査に協力を求められるところから物語が始まります。
とにかく主人公がMAD!!こんなイカれた主人公中々いないですよ!!完璧にどうかしちゃってる!!
副題にもある7人の容疑者というのは、7人の人格を持つコウという警察官が容疑者として浮上してくる事を指してます。あ、この事は冒頭で明らかになるので、ネタバレじゃありませんから安心してください!
面白いのはバンの目にはコウが7人の人間に見えてるってところですね。ぞろぞろと7人の男女が歩いてるんですよ。この7人のやり取りもむちゃくちゃシュールなんですよね。
特にラストの鏡の部屋のシーンはトリハダがたつほどカッコよくて素晴らしい!!
イカれた主人公に登場人物も観ている観客も翻弄されるあまりにも短過ぎる90分弱!美味しいスイーツを食べた時にもっと食べた〜いって思うあの感じ!もっと観てた〜いってなっちゃうぜ!
#1日1本オススメ映画
MAD探偵 7人の容疑者

人の人格を見分ける力を持つ探偵
七つの人格を持つ男

話はシンプル アイデアは最高

同じ人間でも視点が変わり、価値観が変わり、真実も変わる
普通に見えて何もかも狂った真実の見せ方やギミックがとても魅力的
Katongyou

Katongyouの感想・評価

3.9
最初は完全なる幽霊なのかと思ったらそうじゃないのね。昔、怖い話で見た生き霊みたいなもの??違うか。
で、劇中に7人の人格が出てきたり別の人が少年になったりするものだから後半から特に混乱して。。設定そんなに難しい話じゃないんだけど。ゴッホが刑事になって捜査するとしたら、、ねぇ。。すごいところから話を膨らませていったね、と思いました。ラストはさすがに予測できませんでした。あと、銃なくして昇進が、、、殺す!!みたいなとこは実際中国でよくある話なんかね??って思った。
スゲ〜狂ってる〜
七人の人間を一括りに動かす。
機能性からの人間の配置システムはトー先生らしい。
ラストは上海から来た女!
santasan

santasanの感想・評価

3.5
特殊能力者なのか、それともMADなヤツなのか…。被害者や犯人の体験を追体験するという捜査方法と、犯人や相棒の人格とも絡んでなかなか見応えがある展開。彼を信じるのか、信じないのか…。そしてこのオチもうまいが、いくらなんでもどの拳銃で誰が撃たれたかくらいは、いまの科学捜査力をもってすればすぐわかるだろう〜。

このレビューはネタバレを含みます

その男、狂人につき。
天才と紙一重のナントカで、犯人像を見抜くと一人の中に七人が居る…
自分で何言ってるのか分からなくなってくるが、確かにそういう映画。ちょっと例の無いサイコスリラーノワールの怪作。

主人公ラウ・チンワンの存在の強さが凄くて、香港の渡瀬恒彦に見えて仕方がなかった。
行動の予測不能さ、内の奥から凝縮する目の熱さ…

犯行だけ見ると、よくあるノワールものという感じだが、そこに狂える鬼才探偵を放ち、かつ動かしてゆくストーリーテリングの緻密さに唸る。
ややこしいが非常に興奮した。
クライマックスのサイコバトルで絶頂。

主人公のクセが強すぎて、対する下手人の悪の七人が今一歩、前に出れてない感じ。ちょっと惜しい。
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