MAD探偵 7人の容疑者の作品情報・感想・評価

「MAD探偵 7人の容疑者」に投稿された感想・評価

ザン

ザンの感想・評価

3.4
鞄に入ったり、エスパーかよ、いろいろな捜査方法の中でも、やはり実際に土の中に埋まってしまうのは凄い。苦しそう。解かれた包帯に耳が挟まってたのは何?おもちゃでも当てがってたのか?

このレビューはネタバレを含みます

 人格を視覚化で見れるという描写は面白くて、他人が見ると1人の男なのに。主人公の探偵目線になると7人の男女が歩いている。みたいなのは面白かったです。
 それに、オープニング。被害者の気持ちになるために、被害者がやられたように。スーツケースに自分を入れて「階段から落とせ!」と部下に落とさせて、落ちた後。「う~……。犯人はあいつだ!」と下手したら死んじゃうような捜査方法で笑えました。どんな解決をしてくれるのだろうという期待感がありました。

 ところが、話は。殺人犯との攻防ではなく。MAD探偵が、その能力に悩み傷つく話で。事件自体は、あっけなく進んで解決してしまう感じだったのでガッカリでした。
 あまり、捜査してないような感じの90分でした。

 クライマックスのガラスを使った銃撃戦は、面白くてよかったですが。犯人との戦いを見たかったボクは不完全燃焼でした。
netfilms

netfilmsの感想・評価

4.0
 バン刑事(ラウ・チンワン)はいわゆる天才肌であり、捜査に右脳を用いず、左脳だけを駆使して難事件を解決してきた凄腕の刑事でありながら、右耳を故意に切り落とし上司に差し出したことでクビになっている。ジョニー・トーは彼のキャラクターを描くために、ゴッホを念頭に置いたことを認めている。これまで死体と話が出来る特殊能力を持つ人々は古今東西さまざまな映画で描かれてきたが、彼の能力というのは相手の人格をプロファイルする。1年半前。夜間、張り込みを行っていた刑事、コウ(ラム・カートン)とウォンは容疑者を追いかけて森へ入る。コウは相手ともみ合った末に惜しくも犯人を取り逃がし、後に続いたはずのウォンはなぜかその場から失踪する……。時は流れて現在。数々の奇行が原因で刑事をクビになったバンのマンションヘ、かつての後輩ホーが現れる。ウォン失踪後に発生した連続強盗事件には、彼の拳銃から発射されたと思われる弾丸が残されていた。暗礁に乗り上げた事件解決の糸口をつかもうと、ホーはバンに意見を求めにやって来る。

 映画は奇抜な捜査方法で刑事を辞めさせられ、今は探偵をしているバン刑事(ラウ・チンワン)のもとにかつての後輩が現れ、彼と一緒に難事件を解決する猟奇ミステリーであるかのように思われる。実際、2人はコウの足取りを追い、見逃していた事件解決のヒントにたどり着こうとする。例の特殊能力でコウを見たパン刑事は、彼の後ろに7人の人格を見てしまう。だが映画は一向に難事件が解決する気配がないどころか、呼吸を合わせていたかに見えた元刑事と現職刑事のコンビが、個別にしか出て来なくなる。事件現場の土の中に埋められたホー刑事(アンディ・オン)は、あまりの息苦しさに地上に出て来るも、そこにバン刑事(ラウ・チンワン)の姿はない。彼は急にホー刑事の元から消え、その後一向に出て来る気配がない。ジョニー・トー作品で前半と後半がまるで違う映画というのは『マッスル・モンク』の再来とも言えるが、こちらは更に混迷を極めていく。

 思えば、犯人側と刑事側が共に多重人格者というアイデアは真に斬新で例を見ない。主人公は当初は重要参考人であるコウ刑事の後ろに7人の別人格を見たが、途中からホー刑事にも少年の別人格を見つけることになる。刑事同士の直線的な動きであるはずの一つ一つの行動は複眼的にショットが幾重にも積み重ねられ、一度観ただけでは理解し得ない複雑さを孕む。中盤以降、車の運転をしながらホー刑事をピックアップしようと現場へ向かった時の、少年の姿に狼狽したパン刑事の表情が象徴的なように、多重人格者同士が互いの痛みを理解し合いながら、来るべきクライマックスへと流れていく。ラスト・シーンは『上海から来た女』と見せかけて、おそらく『上海から来た女』へオマージュを捧げたロバート・クローズ『燃えよ!ドラゴン』への無邪気すぎるオマージュだろう。鏡の中に映し出された光景は、彼ら1人1人ではなく、多重人格を孕んでおり、最後は『ザ・ミッション 非情の掟』や『PTU』のクライマックスのように4竦みの幻想的な光景が立ち昇る。
ななな

なななの感想・評価

3.7
まさにMAD!
裏表のない人に、耳をプレゼント‼
そんなん 喜ぶわけないじゃん!
奇人変人通り越してほんとにMAD

元嫁とは、別人格のがすきだったんだね
深い 夫婦の謎を垣間見た気がする

このレビューはネタバレを含みます

人の内面の描き方が面白い。最後の鏡張りの部屋とか女が現れる演出とか銃口がそれぞれに向くのとか全部がたまらない。ラスト10分ぐらいが最高の演出の詰め込みだった。

振り返ってみると複雑な気分だけどバイクシーンも超好き。
設定はとても面白いのだが…。

どこぞの海外ドラマとなってしまったほうが形になったのではと思った。
ひとつの映画としてしまうには勿体無い。

設定の条件が若干説明不足にも感じた。
だからこそ、もっとスケールを大きくして色々な時間に幅を使えたらなぁなんて余計なことを考える始末。
でも内容は良かった。
aiueo

aiueoの感想・評価

5.0
死んだ奥さんとのバイクシーンなど普通映画の中心になりそうなところが、たんにいちエピソードに過ぎないというかんじがすばらしい。
daiyuuki

daiyuukiの感想・評価

4.0
張り込み中の刑事が失踪。 
彼の所持していた拳銃により、連続強盗事件が発生する。 
暗礁に乗り上げた事件の解明に、特別重犯罪捜査班のホー刑事(アンディ・オン)は、元刑事バン(ラウ・チンワン)へ協力を要請する。
被害者と同じ状況に身を置き相手の内面が見える特技を生かすことで、様々な事件を解決させてきた半面、数々の奇行が原因で、すでに刑事の職を失っていたバン。 二人は、行方不明になった刑事の同僚コウ刑事(ラム・カートン)の身辺を調べ始める。 表向きの表情とは異なる裏の人格、思考を見通すバンは、コウ刑事の恐るべき異常性にすぐさま気づくのだった・・・ 
相手の内面に潜む人格が見えるという異能の探偵というキャラクターの危うさとユニークな魅力に、力点を置いたサイコサスペンス映画。
相手に潜む人格が、それぞれ別の人間として表現しているのが、ユニークでユーモラス。
相手の内面に潜む人格が見える探偵バンが、相手の人間が見えるという異能を生かして事件を解決しているが、統合失調症を疑われていて、その点が事件の真相はバンが解き明かした通りなのかあるいはバンの妄想なのか、観る者が疑心暗鬼になる展開がスリリング。
異色なサイコサスペンスノワール映画。
elie

elieの感想・評価

3.7
これはなかなかに好きだ
バンさんにしか見えない内面の人格と
実際の人物像が全くの別人で描かれていて
その視点がコロコロ変わるので
なかなかややこしいが
2回観たらまた視点が変わってより面白かった
演出 脚本が独特で話の繋がり方とか
みせ方がとても面白い
とくにラストが良い
人間の心の動きや二面性が垣間見える
何よりMAD過ぎるバンさんが見所かと(笑)
いきなり耳プレゼントされますから👂(笑).
★ 狂気の果てに拡がる荒野

これは…明らかに問題作ですね。
主人公の《元刑事》の奇行はまさに狂気。
いきなり人を殴る、誰もいない空間に話しかける、他人の内面が見える(と言いだす)、犯行当時をトレスするために生き埋めになる、上司へのプレゼントに自分の××を贈る…などなど、本当にヤバいのです。

まあ、でも、一応、映画ですからね。
フォローのように主人公からの視点も描かれます。だから、誰もいない空間に話しかけている理由も解りますし、数々の事件を解決した実績から彼は“有能だけどもズレた人”という印象に変化するのですが…。

いや、ちょっと待ってください。
それは客観的に立証されてから下す結論。
本作では主観でしか観測できないのです。
だから、事件を解決できたのは他の理由かもしれませんし、全て彼の“妄想”である可能性も否定できないのです。

なので、常に危ういのですね。
夢とは何か、現実とは何か。
正常とは何か、狂気は何か。
そんな答えが出ない鏡張りのラビリンス。

いやぁ。やはり問題作ですね。
それ以外の“呼称”が思いつかないですよ。
正直なところ、物語中盤で涙腺が刺激されましたが…あれは絶対に気の迷い。観ている側の足元を崩して“狂気の淵”へ引き摺り込もうとする策略なのです。

だから、本作に興味を抱いたら。
“主人公がイカレている”ということ以外は、事前情報は仕入れないほうが良いでしょう。先入観や固定観念は本作の醍醐味を奪ってしまいますからね。“常識”は捨てましょう。

まあ、そんなわけで。
毒電波には気をつけてください。
毒電波には気をつけてください。
太陽の黒点が増えたら、足の骨が受信している可能性があります(捻挫かも)。そんなときはノコギリで切ってください。あとネタバレですが犯人は僕(一部略)ですか?いや、僕(自主規制)かもしれ“ませ”ん少なくtttともイ ンド人。オススメ!
>|