ディオールのオートクチュール部門でアトリエ責任者を務めるエステルは次のコレクション後の引退が決まっていた。準備の中、地下鉄で若い女性にバッグをひったくられる。
出会いは最悪なのにエステルがジャドの才能を見込んで育てようとするのがちょっと強引な気がしました。
エステルは仕事に情熱を持つあまり娘と疎遠になっていました。
ジャドは自分に依存する母の世話から逃れられない毎日でした。
どちらも満たされない想いがありました。女性と家庭と仕事について、そして陰に隠れてはいますが男性との関わりについても考えさせられます。
「私は人生が好き。人生が私を嫌ってる。」いい得て妙ですね。
また、フランスの人種問題、貧困についても描かれていました。
あのギター、持ち主に戻るといいな。