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マルコム&マリーのネコのレビュー・感想・評価

マルコム&マリー(2021年製作の映画)
3.3
めちゃくちゃ長い痴話喧嘩。
白黒の映像の中に2人のカップルが豪邸でひたすら喧嘩している話し。
『テネット』のジョン・デヴィッド・ワシントンの目力がまぁハンパないし、言い負かそうと息巻いて彼女に突っ掛かっていって逆に言い負かされて謝る感じが愛おしい。
『怒ってる?』もう言葉が喧嘩のゴングかもしれないし、頭ではわかっているけど確かめないといられないのがめちゃくちゃ共感出来た。
批評家に対して捲し立てるところも良かったけど、個人的にはマリーの迫真の演技に対して『オーディションを受けろ!!』と叫んだところがめちゃくちゃウケた。
見ていて精神的に削られるし、妻との喧嘩の事を思い出したりしてなかなか心臓に良くない映画だった。
映画に対して意味を見出そうとしすぎてるって所は確かにって思った。
ある程度謎を謎のままに残す大事さもあるように感じるし、考察してカテゴライズして人の手垢がついた批評はたしかにFUCKすぎるなと感じた(まさにこれ自体もそうだと思うけど)
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