かなくる

陰陽師: とこしえの夢のかなくるのレビュー・感想・評価

陰陽師: とこしえの夢(2020年製作の映画)
3.4
晴明という陰陽師(?)、博雅という名前の人物との友情以外は完全に原作と別物です。博雅、なんか晴明と同じような法師になってるしね。(あ、晴明の師匠の賀茂忠行も一応います)
中華ファンタジーですので平安時代成分はありませんので、それを期待している方はご注意を。
式神は十二神将かと思ったらこれは違う様子。CGめっちゃ使うし、結局拳で戦うし、全体の演出的に侘び寂びとか儚さとか情緒はないです。
スケールの割に登場人物は極めて少なく、ちょっとそこは違和感ありました(公主にそんな頻繁にイージーに会えるのか??とか。)
天都(思いっきり唐の都感満載)の描写は素晴らしい。「空海」の時もそうですが建物や衣装美術はチープに見えずさすがです。
あと公主役の女優さんはよかった!
個人的に、中国の方にどこまでが中国要素と日本要素の割合を聞きたい。要所で出てくる花は桜でいいのかな?中国は梅とか牡丹のイメージなんだけどここは日本意識してるのかしら?知りたい。