ネガティヴガール

こぼれるのネガティヴガールのネタバレレビュー・内容・結末

こぼれる(2011年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

自分用メモ〜🍓🍷
多少ネタバレが入るかもしれない

結婚4年目、旦那のケイスケとの子供を強く望んでいるが不妊治療をしても授からない事を悩んでいる早苗。
ある日、結婚式以来、音信不通だったシングルマザーのマキと偶然再開し家に招き3人でディナーをとる事に。

演技が下手なのではなくリアル感を出す為に敢えて有名女優、俳優を使わない事でこの現実感を帯びた嫌な感じが上手く出ているように思った。
悪気がないとはいえ会話の中に入り混じる棘、嫌な感じがリアルだった。
「幸せだよ、幸せ」言い聞かせてるような早苗のセリフ。
自分が早苗の立場だったらかなりキツイ。
苺のシーンとか、自分は真実に気づいてるけど相手は自分が気づいてる事に気づいてない発言だったとしても、許せないかもなぁ、絶対。
そして早苗、気づいてると思うよ全部。
30分という短い時間の中、子供の父親についてすぐ気づいてしまった。
人間は無いものねだりをしているのかもしれないとこれを観て改めて思った。
子供がいても昔の男性や仕事で成功している友達が妬ましい、安定した職や優しい旦那がいても自分が原因で子供ができない事にコンプレックスを抱き友達の些細な一言に傷つく。何故、人間は人と比べてないと自分の「幸せ」を感じられないんだろうか。
女性特有の会話の仕方、というか嫌な感じというか。嘘まみれのやつ。
「チビ、あげるよ!子供シェア、みたいな笑?早苗の方がいい親になると思うし笑」
修羅場なのに旦那だけ何も気づかずにずっとシチュー食べ続けてるの笑った。
結婚前だし別にいいと思うけど、関係性が最悪なんよな。ケジメっていうか、その決断をとったなら本当に二度と会わない方が良かったと思う。会うならその決断をしないべきだった。

余談…
後ろの絵本の「東京う○こ」がとても、気になった。読みたい…。