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ミス・シャゼルのnonのネタバレレビュー・内容・結末

ミス・シャゼル(2019年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

躍起になる周囲と対比的な手の描写が印象的で、映像がきれいだった。
クララやマリーの周りの男性は、本人たちの声を直接聞かないまま気持ちを高ぶらせている。彼女たちの為というよりも、自分のプライドが傷つけられて怒っているようである。そっちの女、こっちの女というような。市長に色目を使ったんだ、という悪口も、性別を意識させる。(男女反対で言われることもある)また、母から連絡があるものの、母や姉妹などの女性が登場することもほとんどない。唯一登場するのがクララの友人であるが、彼女もクララの気持ちを理解してはいない。女性だからといって違和感を共有できるとは限らない。
手の描写は、クララやマリーに肩を回す市長の手と、2人で踊るクララとマリーの手が対比されているように見えた。踊る2人が触れ合うのは対等で心が通っている感じがする。
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