とむとむ

クラーク・シスターズ -First Ladies Of Gospel-のとむとむのネタバレレビュー・内容・結末

3.5

このレビューはネタバレを含みます

ソウル好きなのにクラークシスターズ知らなくて恥ずかしい。
スティービーと同時代なんだなあ。
歌唱シーンのハーモニーには鳥肌。歌うまー!

ゴスペルは好き。ただ宗教観はやっぱり理解できない。教会のトップみたいな人がママに言った「あなたには従う尊さが分かっていない」みたいな言葉に、うげっとなった。

「信仰なんて、本人がしたいように一人で貫けば、十分それだけで神への誠意では?形は人それぞれでいいじゃん。押し付けるなよ…」と無宗教の私は感じたな。
きっとそんな単純なことじゃないんだろうけど。

宗教のおかげで生まれたであろう名曲には救われてきたから、そこには感謝!といつも思う。

最後は音楽関係なく無償の愛あるママ、のように美談として描かれていたけど、客観的にどう見ても姉妹によって愛情贔屓があるし、???って気持ちになった。

デニース、実際のところ家族に総スカン食らうほどの悪いこと沢山してたのかな?
私が彼女でも、家族愛と銘打った気持ち悪い「絆」が嫌になったと思うから、よくわからない。そりゃあ、家族だし葬儀にも来たいよね…。

アフリカンアメリカンの当時のファッション、グループが売れてないときから売れた後までどれも見ていて楽しい気持ちになるから好き。おしゃれ。

最後までろくな男性が登場しなくて、(いても1人くらい)苦労した女性多めだなと感じた。

自分が死んだらお経じゃなくて、こういうゴスペルを流してほしい。気持ちよく天に召されそう。