このレビューはネタバレを含みます
【この時代に合ったピノキオ】
-注目ポイント👀-
①全体的にミュージカル風の作り
②ピノキオの肌
③プレジャーアイランドの誘惑
①この作品を観ると、いかにピノキオに素晴らしい楽曲が多いかということを再認識できる。ディズニーを代表するピノキオの楽曲が映画の中で余すことなく使われているので映画そのものが明るい印象だった。
②最新の特殊効果を使って、リアルな姿を表現されたピノキオだが、見た目は木であるはずなのに生きているように思えてくる。無機質に命を吹き込むディズニーの技術力がすごい。
③昔映画で観ていた時にプレジャーアイランドの印象が全く無かったが、今作では1番印象に残った。子どもの想像を形にした夢のような場所で、ルールも法律もない自由を感じた。おい、プレジャーアイランドもルートビア飲み放題らしいぞ!A&Wがだまっちゃいない!
-感想✍️-
記憶の中では、ピノキオはすごい悲しいお話という印象だったが、これはエンタメ性を重視しているのか全く違う作品に感じた。とにかくグロテスクな描写を避け、テーマは残しつつも、楽しい場面に頑張って尺を使っていた。
それを製作者側も意図して作っているので、いちエンタメとして見るには面白い作品だった。
-気になった点🤔-
バランスよく作った結果、正直、消化不良感も否めなかった。ピノキオがおじいさんに一日の出来事を一気に話す描写があるが、映画も出来事を羅列しているだけで他の登場人物の繋がりが全くないのでちょっと残念。
あと、妖精を黒人にしていたり、足に障害を持った女の子の劇団員に関しても、差別問題が絡む作品だからこそやりようはあったと思う。