見ててすごく辛かった、
ドキュメンタリーなのに客観性と中立性は皆無。理由は、サリン事件の被害者の監督と加害者側であるオウムの荒木氏の話だから。
こんなにも見たあと胸糞だったのは初めてだったかも。噛み砕けなくて、すごくしこりしか残らない。
時折、監督自身の被害者としての痛みや恨みのようなものが言葉の節々に出ていて、彼が体験してきた苦しさがどっと伝わってきて見ていてつらすぎた。それに対して”沈黙”を突き通したりちんぷんかんぷんな反応な荒木氏を見てすごく怖かった。宗教の自由、信仰の自由はあるけれども、事件後も信仰を続ける理由は何なんだろうか。
最後のメディアのシーンが本当にきつすぎた。監督の「心から謝れば?」みたいなシーンで絶対に「すみません」と言葉にだして謝らない姿、謝罪と反省をすり替えて話す荒木氏にものすごい恐怖を覚えた、
2021 64