AGANAI 地下鉄サリン事件と私の作品情報・感想・評価

AGANAI 地下鉄サリン事件と私2020年製作の映画)

上映日:2021年03月20日

製作国:

上映時間:114分

3.5

あらすじ

「AGANAI 地下鉄サリン事件と私」に投稿された感想・評価

猫

猫の感想・評価

3.9
とても面白かった、というとダメか。interesting の意味です。
『A』の荒木君が荒木さんになっていて
彼のその後を映してもらえただけでも非常にinteresting だった。
所々聞こえにくい箇所があって、なんなら全て日本語字幕つけて欲しかった。
荒木さんは相変わらず
優しく理知的で、いい人だった。広報担当だからなのか、
よく、又、撮影を許可したな、と思いつつ
やっぱり誠実な人なんだろうな、と思った。
映画観たみんな思うと思うよ、何でまだ麻原を師としてるの?って。
監督の結婚に関する話は分からないけれど
監督がサリン事件の被害者だったから、の撮影引受けだろう。
荒木さん自身、被害にあった人と、向き合うべき=そうするのが務め
と思ったんだろうな。

「出家」について。
したから即、そうなるのではなく
そうしていく=世俗を絶ちきる 事

でも監督に指摘されたように、荒木さんはまだまだ「出家」途中。心の中の思い出はフワッと出てくる、、、
故郷の風景をみて何度も涙を流す。
お祖母ちゃんの話、弟さんの話
優しすぎる人のように思えた。
彼と対面しながら監督は半ば
何とかして荒木さんを麻原の影から連れ出したいんじゃないかな、と思ったりした。私も半分そうなるといいな、と思った。でもその反面
荒木さんは、あんな事件を起こした
からこそ
もう世俗に戻ってはいけない、戻れない、自分に許されるのは
厳しい修行の中なんだ、と思っているような気もした。

監督は、自分と自分の両親に会わせる。そこである言葉(態度)を待っている(と思う)出てこないその言葉に対して
“何か言うことあるでしょ”と促す。私も待っていた言葉……

そうして献花と記者会見へつながる。

荒木さんはどうしているのだろう?
沢山の人をあやめ、苦しめた
自分の宗教団体に対し
どう思っているのだろう?
事件に関し“一番わかっている人=教祖が説明していない“と。
それが彼の言い訳。
教祖の死んだ今、荒木さん
どう思ってますか?
ぶみ

ぶみの感想・評価

3.0
さかはらあつし監督によるドキュメンタリー。
地下鉄サリン事件の被害者である同監督が、現在も活動を続ける宗教団体Alephの広報部長、荒木浩と旅に出る姿を描く。
監督は被害者であるが、撮影の対象とされた荒木は首謀者でも直接的な加害者でもないという立ち位置の違いの違和感が、最初から最後まで拭えず、結局監督は何をしたかったのか、させたかったのが理解できなかったというのが正直なところ。
その最大にして唯一の問題を除けば、二人によるリアルロードムービーとして楽しめる内容。
被害者だからこその感情は被害者にしかわからないことは理解できるが、監督の時折垣間見える高圧的な姿と、彼の質問に黙ってしまう荒木の姿だけが心に残った一作。

ズバリ、浮揚。
すー

すーの感想・評価

3.0
休日にふらっと寄ったサイン会の後、ひょんなことからさかはらさんとコーヒーを飲むようになった。サリン被害後、身体的にも経済的にも苦しい日々が続いているのに、夢を追いかけ続けるエネルギッシュな方です。
Azusa

Azusaの感想・評価

3.7
作中の監督と荒木さんのズレが引っかかった。多分それはどうやってもズレたままなんだろうな。
荒木さんは今になっても事件や社会との折り合いをつけられず苦しんでいるように見える。もしかするとそれが彼のこの世でのカルマなのかもしれない。
・・・そんな、オウムというよりも荒木さんという個人のことを色々思ってしまう映画でした。
しんじ

しんじの感想・評価

4.0
この監督さん、僕の友達によく似ているので好感が持てました。

すぐ涙ぐむ荒木さんも、人柄の良さが出ていたと思います。

おっさん2人のロードムービーとして面白かったです。
キツかった...。
最初っからきつい関西弁で荒木氏と話す監督を態度を観て関西弁アレルギーが出た(関西出身、関西在住なんですがほんとに横柄な関西弁が苦手で)。
はっきりしたONを録るという作為はあるんだろうけど荒木氏に何度も何度も「え?」と聞き返すのもめちゃくちゃ不快だった。話が全く入ってこないレベルで終始不快だった。

被害者なら何をしてもいいのか?加害者なら何をされてもいいのか?
被害者と加害者の邂逅からサリン事件を浮き彫りにするという狙いなんだろうけど、この構図では被害者目線の話、加害者目線の話しか生まない。荒木氏自身もかつて信じたオウムにこの期に及んでも縋ってるだけで、この映画の中でもブレブレなのである。被害者の俺がオウムの人間を追い込んでやったぞ!っていう風にしか見えないんだよなあ。もちろんサリン事件の被害者であることには変わりないんだけど、うーん...。
Moomin

Moominの感想・評価

4.0
戦後映画にもよく共通する、観客と作りて側のズレ
戦争責任を誰に問いただすのか 地下鉄サリン事件を誰に問いただすのか
今作ならば、荒木さんへのあの態度が違和感の起点となる
被害者のサカハラさんが監督ということで、更にそのズレが浮き彫りにされてく感覚

そんな面もありつつ、荒木さんがうどんをつつくシーンや、もう一投石を投げるシーン、電車の窓から外を眺めるシーンなど、心に残るシーンがいくつもあったのは事実 一概にこの作品を評価できない理由の一つ

「A」「A2」と比較すると、荒木さんに対する観客の見方の価値観がそれぞれ表れ、どちらかでしか見ることのできなかった表情も捉えられてる、貴重な3作品 「A」「A2」の方がもっとオウム焦点の映画か。
miyoyo

miyoyoの感想・評価

2.8
サリン事件の被害者、さかはら監督よりも荒木氏の人生の方が気になる。

20年以上たったのに、顔にシワが刻まれたくらいで「A」の頃と何も変わってないじゃないか。 
20年修行してたんじゃないの?何を目指してるの?
俗世に居場所が見つけられず、今も苦しんでるんだろう。でも人生にはいつか大きな壁と対峙して乗り越えていかなあかん時があるんじゃないの?
アレフという殻の中に逃げ込んで現実に目を背けてるだけにしか見えない。

荒木の人生やしどうでもいいけど、なんか虚しい。
あ

あの感想・評価

4.0
A.A2、そしてAGANAIを見て
この地下鉄サリン事件、オウム真理教について、自分の中で考えというか、答えみたいなものがでると思っていたけれど
なにもでなかった。だから未だに当事者は苦しんでいるのだと思う。誰を恨めばいいのか、誰が贖えばいいのか。贖うべき人はもういない。
私は当時生まれていなかった。テレビの画面でしか見たことがなかった。やばい集団、凶悪事件、テロ というイメージしかなかった。
一連の作品を見て、荒木さんが悪いと思えなかった自分が、道徳的にいいのか、どう思っていいのか分からない状況にまだ困惑している。
ある意味では荒木さんも被害者なのではないか、と思ってしまう。それほどに、この映画の中で、荒木さんの葛藤、弱々しい姿が写っていた。
最後の献花のところでは、なんとも言えない、言葉にできない感情が湧いた。
謝る ということが彼の中でできないのは、やっぱり信じたいからなのか。
突然のエンドロールは、監督の意思がとても入っていて、なんというか複雑な気持ちになった。
被害者目線のドキュメンタリーだとやっぱり被害者に同情すると思っていたけれど、なぜかそうならない。ずっと苦しい、現実を知らされる作品だった。
言葉が拙いし語彙力が追いつかなくて悔しい。
SASAYAMA

SASAYAMAの感想・評価

4.0
悪質なマルチ商法とおんなじ。
被害者が加害者になっている恐ろしい話でした。
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