コバタケ

CUBE 一度入ったら、最後のコバタケのレビュー・感想・評価

CUBE 一度入ったら、最後(2021年製作の映画)
1.5
2023年02月18日ネトフリ観賞
1997年に公開されたカナダ映画「CUBE」のリメイク。

後藤裕一(菅田将暉)が目を覚ますと、そこは立方体の中だった。後藤同様、なぜそこにいるのか不明である数人のメンバーと共に脱出を試みる。

オリジナルは低予算をアイディアでカバーしていて、密室では、善人でも狂気になり得るという事を人物設定で上手く表現していた。

例えば、数学の天才だけど自閉症でコミュニケーションがとれない少年、それを皆にわかるように伝達できる女性、CUBE建設業者だけど真意は知らない男、守るべき市民に対して狂気じみていく警官etc…。そんな彼、彼女等を立方体の中という1シュチュエーションで普段の生活を切り離しているからこそ「異常な環境化で際立った行動に至っても仕方がない。」と感じたが、このリメイクは、後藤だけが普段の生活とリンクし説明するので他の人物が希薄になりその人物である必要が全くない。トラップも残忍さが薄く見どころがない。
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