maigo

クレイジーなくらい君に夢中のmaigoのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

一夜限りの狂った女にcrazyになっちゃう男、という導入からのタイトル表示後、雲行きが怪しくなり……?

あらすじで気になったから観たわけだけど、あらすじ確認せずに観たらもっと楽しかったのにという矛盾した悔しさ。
こういうとち狂ってるけど原題が想像できる邦題のやつは大抵面白いんだよな。

双極の躁のほうを最大の危機として描く作品初めて出合ったかも。
君は治るよをこう使うの、うまい……てっきり「治る」という言葉(翻訳)のまま最後まで行くのかと思った。騙された。
双極性などに関する知識のない人(理解のない人ではない)に、導入として観てほしくなるくらいまっとうな描写しか出てこない、と私は思う。勿論これだけじゃ足りないけど、よくある誤解を正しく理解できる気がする。日本の状況とは違うけど。
しかし薬はどうやって対処していたのだろう……飲んだフリして隠す動作を私は確認できなかった。飲んだのだとしたら副作用出ないのか……?(結局なんの薬飲んでたんだ?)

ラストの二十数分での畳みかけ楽し〜!
理由があるにせよ、危ないことや悪いことはよくないよー…(二人で街を走ってる場面)
出たら電話するじゃなくて面会もするねと言うべきでは……結局良くなることを期待するオチになってないか……。

クズ男でも更生されるって話かと思ったらその前に(小規模な)社会的制裁受けてて言うことなし。雑上司には制裁なし。
うらやましいうらやましい、心の病もクレイジーなところも見て体感して自分だけでなく隣り合わせの障害のことまで理解した上で許容してくれるパートナーがいれば人生は救われる……理解のある彼くん……。

ひとつ気になるのは、「庭〜受付への出入りが自由すぎでは??」
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