やはり、山田杏奈は影のある役が似合う。
この映画でも、彼女が演じる愛は明るくてクラスでも人気者という設定のようだが、笑顔の奥にやはり独特の暗さを感じさせる。
彼女に加え、たとえと美雪も物静かである。
今年ジャニーズメンバー主演で制作された「胸が鳴るのは君のせい」「ハニーレモンソーダ」の登場人物のキラキラぶりとは対照的で印象的だった。
そして楽曲についてだが、冒頭タイトルが出てすぐに、アイドルのMVのような映像が流れ、センターで無表情で踊っているのが山田杏奈、というこの部分。
ここで流れる曲「夕立ダダダダダッ」を手がけたのが、乃木坂46の「おいでシャンプー」の作曲で知られる小田切大。
個人的にはこの曲の方が、映像のインパクトもあり、ラストの大森靖子の主題歌より印象に残った。
