いわゆる「SNS映え」を目指す親子の、虚構に満ちた日々の生活を、シニカルに描き出す
同じモノクロでも、昨日観た『カモン カモン』とはモノクロの意味が全く違う
街を着飾って出掛ける時の、いかにもなアホらしい編集が好きだったな
ただ、上記の事柄がテーマと思いきや、
主人公を性的対象としか見られない一人の女性として描いているため、ここの部分が本筋とはぶれているのでは無いかと感じた。
監督・主演のアマリア・ウルマンのファンである友人に聞いたところ、彼女は元々自らをセルフプロデュースでSNSに投稿して人気になったアーティストらしく、彼女の作品群でも、男性からの目線を意識したものは多いらしい。
そういう人だという知識があればまた違ったかもしれないが、今回のテーマにはあまりそぐわない気がした。