海洋考古学者のウォルターは、長年追い求めてきたフランシス・ドレークの財宝の在処を示すヒントを海底から引き上げたが、スペイン政府に押収されてしまう。
ウォルターは、「世界一安全な金庫」との異名を持つスペイン銀行の地下金庫に収納された財宝のヒントを奪うために、多くの企業から破格の契約を提示される天才大学生トムを仲間に引き込み攻略法を探るのだが・・・。
どストレートな展開、キャラ設定ではあるものの、それを潔くフル活用していて、テンポもいいし、ちゃんとハラハラさせてくれる良作。
地図も設計図もない金庫の構造を調べていく過程や、計画実行の日時をサッカーW杯決勝（2010年南ア大会、スペインvsオランダ）と絡ませているのも面白い。イニエスタ！
天才大学生トムを演じるフレディ・ハイモア。「チャーリーとチョコレート工場」のチャーリーも、いい雰囲気の大人になりましたね。
こういう作品は、無駄にキャラを深掘りしようとしない方がいいと再認識させてくれる、シンプルに楽しめる内容でした。
