ナチョス

対峙のナチョスのレビュー・感想・評価

対峙(2021年製作の映画)
4.2
銃乱射事件の加害者側の両親と被害者側の両親が相対し、繰り広げられる会話劇。

取り返すことの出来ない過去。

変えることのできない立場。

対話がもたらす感情はすべて真実で苦しい。

表向きではなく本当の意味で"向き合う"というのがどういうことか。

銃乱射事件が絶えないアメリカを舞台にしているものの、国境を越えたメッセージがある。

加害者と被害者という視野ではなく、事件と社会、事件と私という視座で物事を見つめ考えなくてはないといけない。

物語を語り継ぐこと、対話をすることの意味を心の底から考えさせられさせられた。

"修復的司法"についても学んでいきたい。
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