銃乱射事件の加害者側の両親と被害者側の両親が相対し、繰り広げられる会話劇。
取り返すことの出来ない過去。
変えることのできない立場。
対話がもたらす感情はすべて真実で苦しい。
表向きではなく本当の意味で"向き合う"というのがどういうことか。
銃乱射事件が絶えないアメリカを舞台にしているものの、国境を越えたメッセージがある。
加害者と被害者という視野ではなく、事件と社会、事件と私という視座で物事を見つめ考えなくてはないといけない。
物語を語り継ぐこと、対話をすることの意味を心の底から考えさせられさせられた。
"修復的司法"についても学んでいきたい。