イチロー51

バトル・オブ・ザ・リバー 金剛川決戦のイチロー51のレビュー・感想・評価

1.5
朝鮮戦争末期1953年、金剛川をめぐって中国人民志願軍とアメリカを中心にした国連軍が繰り広げた激戦を描く戦争アクション。

出演にチャン・イー、ウー・ジン、リー・ジュウシャオ、ウェイ・チェン、ダン・チャオほか。

クリストファー・ノーラン監督の「ダンケルク」の手法をパクった形で構成されている本作は、朝鮮戦争の末期「金城の戦い」が背景になっている中国のプロパガンダ作品で、朝鮮戦争なのに朝鮮軍と韓国軍は出てこない。中国軍VS国連軍(アメリカ軍)の戦闘です。

同じような光景を違う視点で繰り返した映像の使い回しで、時間軸が進んだのか、繰り返したのかが分からなくなる。
展開が分からな過ぎで、話しが前に進まないので飽きてくる。

壊れた橋を完全に復旧させなくても歩兵なら進めるだろと思えてきて、中国軍は何のために橋を直そうとしてるか分からなくなってくる。

CGはそこそこ綺麗だが、ハリウッドには遠く及ばない程度。

当時の最新鋭兵器(アメリカ軍)VS人海戦術(中国軍)。
『 我中国は古めかしい兵器しかないが、アメリカには屈しない』と言わんばかり!
現在でもアメリカ軍には及ばない兵器しかない中国ですが、その差は年々縮まっています。

最後の方は、中国バンザイを強く強調した作品で特に観なくても良い作品でした。

〜余談〜
そもそも、あの単発高射砲で戦闘機や爆撃機を撃ち落とすのは、ほぼ不可能。

本作は、中国軍による侵略を美化する作品として、韓国では配給中止になりました。

中国は台湾を取り戻すのが悲願となっている。中国が台湾に進行した時は、日本人も覚悟を決めないといけないでしょう!
ウクライナとは違い、遠い国の物語ではなくなります!