イチロー51

クエンティン・タランティーノ 映画に愛された男のイチロー51のレビュー・感想・評価

3.2
奇才クエンティン・タランティーノは、日本映画やアニメに影響を受け、誰よりも深く映画を愛し、映画に愛される男。

映画作りに懸ける彼の無類の情熱と知られざる製作秘話の数々を、彼の作品に出演した豪華多彩な関係者が語り明かしたドキュメンタリー。

マイケル・マドセン、ティム・ロス、サミュエル・L・ジャクソン、カート・ラッセル、ゾーイ・ベル、クリストフ・ヴァルツ、ダイアン・クルーガー、ジェイミー・フォックスほか。

彼の作品は、賛否両論、好き嫌いがハッキリした作品が多いでしょう。
私の中では「大物」映画監督や脚本家のイメージは無く、「鬼才天才」「唯一無二」のイメージが有ります。

本作は、本人のインタビューは有りません。
作品に出演した俳優たちが、その逸話と秘話を一切のタブーなしで答えている。

タランティーノは、いざ映画を撮るとなると、ストイックで気難しいイメージでしたが、それがどうもそうでは無い。
和気あいあいと進む製作現場を録ったメイキング映像からでも、それはうかがい知れる。

映画が本当に好きで、映画を愛していて、彼の映画愛は並大抵のものではない事が分かりました。

ただ、ドキュメンタリー作品としての深みや面白さは少なめでした。

タランティーノファンなら是非観てください。

〜余談〜
彼の存在を知ったのは、「レザボア・ドッグス」(1992年)からで、彼が脚本若しくは監督の13作品鑑賞しましたが、まだ観ていない作品も有るので、是非観たいと思いました。