すとんこ

明け方の若者たちのすとんこのレビュー・感想・評価

明け方の若者たち(2021年製作の映画)
3.0
就職内定者の飲み会で、所在無さげな男女が出会い、それキッカケで付き合い、希望に満ちた社会人生活が始まるかと思ったが…って話☆

社会人になりたて若者あるある。社会認識甘々なのに一丁前気取りとか、会社に勝手に期待して勝手に失望したりとか、ネズミ講にハマるヤツ周りに絶対一人はいるよなぁとか。

携帯失くしちゃったからこの番号にかけてみてって言われて、その後間もなく「私と飲んだ方が、楽しいかもよ笑?」なんてショートメール届いたら、そらコロイチで落ちますよ。しかもよくよく話を聞いてたら年上の様子。ボクちゃん手玉に取られても致し方ナシと言ったトコロ。

「好きだよ」の返答が「うん、ありがと」、コレってとても悲しい返しだと気づく。思いが一方通行。「わたしも」って言わない生真面目さと残酷さ。男が遊ばれて捨てられてションボリしてフンガーしてって、なんとも切ない物語。

でも社会人になって親友を得られる喜びは重い。得難いよ、大事にしろよと彼に言いたくなる一本(^_^)☆
※それにしても、バスローブ着たままの濡れ場はヒドかったなぁ。ワースト・ラブシーンに加えられますね。



○キャスト○
僕:北村匠海
彼女:黒島結菜
尚人:井上祐貴
中山(僕の職場の先輩):山中崇
石田(チャラい同級生):楽駆
黒澤:菅原健
ミカ(風俗嬢):佐津川愛美
知子(僕の母親):高橋ひとみ
沖縄料理屋の女将:濱田マリ
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