にまみれも

怪人現るのにまみれものレビュー・感想・評価

怪人現る(1928年製作の映画)
3.8
スコットランドヤードが、「スコットランドの裏庭(ヤード)」とか、誰が行くか?では「神様の言う通り」で決める所とか、笑い所たくさん!
(神様の言う通り系統は、外国でも昔からあったんだ!)

マックスは何者?と思ってたら「蚤」とのこと。
でも、全然蚤というより、何かのキャラクター。味わいがあってとてもいいキャラ。

名探偵バッジ(どう見ても電話のダイヤル)を見せるだけで、高額な船代がタダになるとは。ww

そして、ぬるぬると空中を滑り回る怪人に振り回されるドタバタが見物。
びっくりしたのは、台車がそのまま扉に吸い込まれるシーン。
今だとCGで当たり前だけれど、当時はストップモーション。
こんな固い物体をきれいに扉の中に溶け込ませるには、どうやってやったのかメイキングシーンを観てみたい!と本気で思ってしまいました。
少しずつ削っていったのだとしたら、その根気とかもう褒め言葉的にキチガイレベル。

ラストは珍しくハッピーエンド。