エビヒヨコ

ボーはおそれているのエビヒヨコのレビュー・感想・評価

ボーはおそれている(2023年製作の映画)
5.0
ジャパンプレミアにて鑑賞。
圧倒されました。『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』と同じく、長時間(2時間59分)の上映時間があっという間。まぁ、『キラー〜』の方が30分くらい長いけど!

アリ・アスター監督作は、『ヘレディタリー』を超える作品は無いのでは?と思っていたが、それを上回る何かを今作に感じた。思えば、『ヘレディタリー』は、監督の根底にあるパーソナルな部分を反映させながら、だいぶ大衆的な作風だったように感じる。(ミッドサマーも)

ここまでパーソナルな作品を、こんなアウトプットの仕方ある!?今のホアキン・フィニックス×アリ・アスター監督でないと、描けない唯一無二の映画体験。

鑑賞前に監督が「僕の内臓の中身を感じて下さい」的なことを言っていたが、誰にも理解できないような個人的な象徴が、ここまで人を圧倒するシネマ体験になるのか!と言う驚きと驚嘆。

間違いなく、好き嫌いはあるが、唯一無二という点では必見!
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