サカナ

ボーはおそれているのサカナのレビュー・感想・評価

ボーはおそれている(2023年製作の映画)
3.8
毒母育ち(有害な母親との関係性)のせいで強迫性障害を発症してる中年童貞男の地獄を具現化という感じか。
アリ・アスターにとって家族という枠組みはマジで煩わしいものなんだろうなというのを痛感する『ヘレディタリー/継承』からのブレなさ。そして初めて明確にバッドエンド。
全編どうかしてる上に3時間尺なので体力は消耗するけど、ストーリー自体はシンプルなので入り込みやすさは過去イチかなと。
あと第3章の演劇の件から第4章の大オチにかけての何を観せられてるんだという怪奇映画感は唯一無二。
面白いかは知らんけど、唯一無二を味わえたのと作家として肝っ玉が据わりすぎてる感じは嫌いじゃないので星おまけ。
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