不思議の国のアリスならぬ
不思議の国のボウでした。
正直よくわからなかったです。
映画の始まりからストレスを感じさせる演出で
これから先の3時間に強い不安を感じさせます。
次々とボウを連続で襲うプレッシャー。
主演のホアキンを始めとしたキャスト達の
演技とは思えないくらいの異常性が恐ろしく
ここは現実ではない不思議の国なのだと思うように…
アリ・アスターならではの不快を煽るBGMや
独特なカット割り、カメラアングルや
やけに背景が気になるような撮り方と
ストップモーションらしきシーンは
オオカミの家やシュヴァンクマイエルを彷彿とさせ
画面内での情報量の多さなど楽しめる要素は沢山あり
長い時間でも最後まで楽しむことができました。
とはいえ緩急あるので眠くなる場面もあったり…
(レイトショーだったのもありますが)
ラストでストーリーの概要は何となく分かりましたが
ここまで不安感不快感を増幅させたのはなぜだろう?
ボウってそこまで悪いことしたかな?
それとも外野が異常なの?
クリーチャー(?)の登場にもビックリです。
まさに悪夢!
個性的で強烈なインパクトのある映画なのは確かです。
自宅で見れるようになったら巻き戻したりしながら
改めてじっくり見てみたいなと思います。