Niylah

ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュ 4K 完全無修正版のNiylahのレビュー・感想・評価

3.0
「Je t'aime…」「Moi non plus…」
愛してる…。俺は全然…(愛してない)。

フランス語履修してた大学時代。友だちとわざわざこの映画を選んでディクテしてた思い出の作品。フランス映画といって一番に思い浮かべるのは実はこれ。10代の頃ってこういう尖った作品を観て理解した気になるものなんだよね。。

アマプラで観たらボカシばっかりで全然完全無修正版ではなかった。同じ作品でもサブスクの中ではNETFLIXが一番規制甘いのは間違いないと思う。(アデルブルーで確認済み!)

ゲイの男性がボーイッシュな女性(ジェーン・バーキン)と出会い愛し合う(?)けど結局上手くいかない、というシンプルなストーリーだけど、とにかくジェーン・バーキンが痛そうでかわいそうで。愛のかたちって色々あるんだなって思うけど私は無理。
「前か後ろかなんて問題じゃない
大事なのは体を合わせ同時に達すること
それが愛だ めったに味わえるもんじゃない」
いやー、なんかカッコつけて言ってるけど大問題でしょう。ただの自分勝手な変態男の戯言にしか聞こえない。監督のセルジュ・ゲンスブールと主演のジェーン・バーキンが恋人?事実婚?の関係にあったみたいだけれど、余計にこの屈折した愛情表現の仕方が凡人の私には理解出来ない。ラストシーンは好き。あんなラストシーン、一度観たら忘れられない。

因みに。バイセクシャルの女性が、両者とも女性は恋愛対象ではない①ゲイの男性②ストレートの女性、を好きになった場合、ストレートの女性と恋愛関係になる方が何倍も可能性は高い(と思う)。ゲイの男性と良好な恋愛関係を築くことは至難の技、この映画のように。
Niylah

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