地底獣国

指輪物語の地底獣国のレビュー・感想・評価

指輪物語(1978年製作の映画)
3.0
「力の指輪」だとか「IMAX上映」だとかで盛り上がっている(本当か?)今がいい機会かと思い視聴。

第二部のヘルム峡谷での戦いまでを描いて133分(第一部が85分ぐらい)!さすがに端折りすぎ感あるけど、これ見た後だと三部作合わせて6時間半ぐらいで行けるんじゃね?って気がしてくる。

アニメ絵としては普通なんだろうけど、ピージャク版のイメージが脳裏に焼き付いてるため、アラゴルンが単なるガタイの良いおっさんだったのは軽い衝撃を受けた。ボロミアなんかバイキングみたいな出立ちやし。あと人間の戦士、兵士たちが皆短パンだったのはどの時代を参考にして描いたのか気になる。

ロトスコープ使用による動きの描写は見ものだがメインキャラはアニメ顔、モブはリアル(おそらく演じた人の顔そのまま)に描かれているギャップに最後まで馴染めず。全員リアル系にした方が良かったのでは?ナズグルやオークたちはリアル系で不気味さが出てなかなか良かったんだけど。あとモブ扱いになってしまったエオメルが不憫。

ということで意欲作ではあるけど、色々中途半端な出来。ちなみに王の帰還はトップクラフトで制作された40分ぐらいのアニメがあるらしい。
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