地底獣国さんの映画レビュー・感想・評価

地底獣国

地底獣国

ペリカン・ブルー 〜自由への切符〜(2023年製作の映画)

3.4

切符の偽造に成功するまでのプロセスにはワクワクしたし、ちょっとした綻びから刑事が核心に近付いていく流れも面白かったんだが、なんかこう「若気の至り自慢」的な感じがあってノり切れなかった。舞台がベルリンの>>続きを読む

アナコンダ(1997年製作の映画)

3.2

初見は地上波で途中からながら見してたぐらいなんで内容はなんとなくしか覚えてなかったので再見とはいえ新鮮な気持ち。

で、見終わっての第一印象は「ジョン・ヴォイト劇場」。とにかくあの嫌ったらしい感じが強
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チェイン・リアクションズ(2024年製作の映画)

3.3

雑感レビュー

-三池崇史の話、いい意味で「ネタとして完成されてる」感が強々。

-5人の語り手による「いけにえ」体験や解釈の共通項や差異を見せてくれる構成は興味深かったが、一番面白くないカリン・クサ
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ザ・ブライド!(2026年製作の映画)

3.2

「溢れ出るテーマとアイディアを盛りに盛って捏ねくり回してるうちに手に負えなくなっちまいました」な印象のとっ散らかり様。プロットだけ抜き出してみれば凄く面白くなりそうに感じられるだけに勿体ない(もしや、>>続きを読む

不貞の女(1969年製作の映画)

3.5

お洒落な火サス

見栄が服着て歩いているような男が上辺を取り繕おうとして「よせば良いのに」な事を繰り返す、言ってしまえばそれだけの話ではあるがしかし。

序盤、妻の浮気を疑う男を追うカメラの動きだけで
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肉屋(1970年製作の映画)

3.4

不穏なオープニングクレジットのあと、前半部分は悪い意味(個人の感想)で想定外の展開。小学校教師の結婚パーティーで知り合った男女(肉屋の店主ポポールと、新郎の勤務先の校長エレーヌ)の距離が徐々に縮まって>>続きを読む

俺たちのアナコンダ(2025年製作の映画)

3.3

お前ら排尿するのしないのでどんだけ時間使とんねん。そういうネタは瞬発力が勝負なんやぞ!

一事が万事、とまでは言わんが開始から体感で70分過ぎぐらいまではこんな感じでメリハリに欠ける話運びの所為でここ
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斬る(1968年製作の映画)

3.7

武家社会のしょうもなさを炙り出しつつエンターテイメント性を忘れない喜八節は流石。

「ボコボコにシバき倒されたあと、思うように動かない身体でどうやって戦うのか」というマカロニウェスタン的命題を、時代劇
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ストリート・キングダム 自分の音を鳴らせ。(2026年製作の映画)

3.3

スターリンのパフォーマンスから始まるけど、そっちは本題じゃないという詐欺みたいな導入の仕方だが、そういうの嫌いじゃない。

何というか、作り手の思い入れが先走っている感が非常に強くて、観てるこちらが小
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そして彼女たちは(2025年製作の映画)

3.6

ヤク中カップルの彼氏なんかは例外だけど、「父親」側が大体クソ(だから彼女たちは支援を受けてるわけだが)。

社会が「男の側が逃げおおせ易い」構造をしていて、そんなものは一朝一夕に変えられない以上、女性
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ひなぎく 4Kレストア版(1966年製作の映画)

3.4

主演二人のビジュが爆発しまくってる上に話運びや編集が自由過ぎる。「よく共産圏でこれを作れたな」と思ったらプラハの春のちょっと前だった。

とはいえ終盤の狼藉ぶりにはさすがに軽く殺意を覚えたけどな(最後
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女鹿(1968年製作の映画)

3.6

初シャブロル。

なんか、すんご〜くねっちょりして気持ち悪い話やったわ(褒め言葉)。女性ふたりのドロッとした感じもたまらんし、対象的に男の方(ポールと笑えないコメディリリーフ二人組)は清々しいまでの空
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砂丘(1970年製作の映画)

3.5

巨匠に対して失礼な物言いだとは思うが「マカロニアメリカンニューシネマ」な趣きの作品。中盤と終盤の幻想?シーンのねちっこさが一種独特の空気を醸し出している。

一方でカットがポンポン跳んで行く割には話の
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ハウス・オブ・ザ・デビル(2009年製作の映画)

2.7

グレタ・ガーウィグが酷い目に遭います。

何かが起きそうで起きない時間があまりにも長過ぎ。いっそ何も起きないまま終わった方が良かったまである。

Conann(原題)(2023年製作の映画)

3.5

母親を蛮族に殺されその肉を食わされたコナン(♀)。奴隷の身となりながら復讐の機会を覗う彼女の前に現れたライナーという名の狗頭人。コナンはライナーに誘われ、様々な時代に転生し「蛮人の中の蛮人」への道を進>>続きを読む

アメリと雨の物語(2025年製作の映画)

3.7

2025年のフランス映画でザ・ピーナッツの歌を聴くとは思わなんだ。

ナレーションはおそらく大人になったアメリが昔(0歳ちょっと前〜3歳)の思い出を語っている設定と思われる。幼少時の感覚や世界観を言語
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暴力脱獄(1967年製作の映画)

3.8

茹で卵50個

受刑者も看守も所長も面倒臭い人たちばっかり。だから刑務所にいるとも言えるが。

主人公ルークもちょっとどうかしてる人ではあるが、そんな彼があることを契機に脱獄を決意するくだりはやっぱり
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ウォー・マシーン: 未知なる侵略者(2026年製作の映画)

2.9

悪くないけど、この手の映画には「○゛○ルシ⚪︎○゜」という圧倒的バカ(褒め言葉)が聳え立ってるから、それ基準で言うと5合目手前ぐらいかな。

話7割ぐらいは良くも悪くもベタ、親の顔より見た「トラウマ持
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リ・エントリー(2019年製作の映画)

3.2

怖っ…‼︎

自分がこんな真相知ったら絶望しかないわ。

サロメ(1922年製作の映画)

2.9

このレビューはネタバレを含みます

ヘロデの誕生日に當り、ヘロデヤの喜ばせたれば、ヘロデ之に何にても求むるままに與へんと誓へり。娘その母に唆かされて言ふ『バプテスマのヨハネの首を盆に載せてここに賜はれ』王憂ひたれど、その誓と席に在る者と>>続きを読む

UFO少年アブドラジャン(1992年製作の映画)

3.0

現代のビッグバジェットファーストコンタクト映画の後は、1990年代初頭ウズベキスタンの低予算(多分)ファーストコンタクト映画。

とある村に宇宙船が墜落、乗っていた異星人の少年(予算の都合により外見は
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プロジェクト・ヘイル・メアリー(2026年製作の映画)

4.1

いやぁ、これ数え切れないぐらいの人が書いただろうから恥ずかしいんだけど、でもやっぱり書かせてもらうわ。


よい!よい!(眼が)しあわせ!


原作読んでる時はあの貧相な(失礼)図をもとに己のちっぽけ
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バック・トゥ・ザ・フューチャー(1985年製作の映画)

3.7

チャックベリーと言えばこの作品

映画としてのクオリティの高さに異を唱える気は毛頭無いがそれはそれとして、あんな風に文化盗用(とも捉えられる行い)を無邪気にやってしまうゼメキスの資質については折に触れ
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チャック・ベリー ブラウン・アイド・ハンサム・マン(2020年製作の映画)

2.9

ロックの巨人チャック・ベリーの曲を、彼をリスペクトするビートルズやストーンズ、ジミヘン、スプリングスティーンらがカバーしたものや本人による演奏や共演などのライブ映像集。

“Johnny B. Goo
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しあわせな選択(2025年製作の映画)

3.4

コトが思うように運ばないグダグダ加減は好物のやつだったが、さすがに話がダラダラし過ぎ。

マーティ・シュプリーム 世界をつかめ(2025年製作の映画)

3.4

長ぇわ…

予告編でもチラ見せしていたが、蓋を開けてみれば予想以上のクズい奴で若干引いた。卓球の才能はあるが他責思考で短絡的でナルシシストな主人公が当然のように追い込まれ、そこから舌先三寸と女ったらし
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バットマン:ダークナイト リターンズ Part 2(2013年製作の映画)

3.7

(part1からの続き)ストーリーは9割以上原作通りなんで当然面白いわけだが、意外だったのは人物のモノローグを全部カットした事で、恐らく映像作品としてのテンポやアクションを見せることを重視したためかと>>続きを読む

バットマン:ダークナイト リターンズ Part 1(2012年製作の映画)

3.7

2月にシネマコンサートで久しぶりに「バットマン」(1989)観た際、ヴィッキーが取材に行ってた戦場がコルト・マルテーゼだったという事に今更気付いて「あっ」てなった。

1986年に出版された本作の原作
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木挽町のあだ討ち(2026年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

ガッツリネタバレアリ雑感レビュー

-飯テロ映画だなんて聞いてないぞ!

-大変面白い話で楽しませてもらったのにこんな事言うのはなんだけど、さすがにそのダミーヘッドで騙すってのは無理筋が過ぎてちょっと
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レンタル・ファミリー(2025年製作の映画)

3.2

イイハナシダナー(棒)

自分が勝手にそう感じてるだけかもしれんのですが「ええ話書こう」という意識が前に出過ぎててノれませんでしたわ。とあるシーンで平岳大が「何やってんだ俺」と呟くのを聞いて「何やっ
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ナースコール(2025年製作の映画)

3.8

明らかに人手が足りてないのに入院受け入れるとかちょっとどころじゃなくどうかしてるわ。そんなんで事故が起こらんほうが奇跡やで。日本でも急患断らないを謳ってる病院あるけど、絶対スタッフは疲弊し切ってるやろ>>続きを読む

ザ・クロウ(2024年製作の映画)

3.0






映画始まってからエリックが殺されるまでに何分かかったのか分からんけど、体感では1時間ぐらい。そこに代表されるように、1994年のプロヤス監督作との差別化を図るためと思われるシーンの悉く
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サウンド・オブ・フリーダム(2023年製作の映画)

2.9


https://www.vice.com/en/article/a-famed-anti-sex-trafficking-group-has-a-problem-with-the-truth/

h
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インコンプリート・チェアーズ(2025年製作の映画)

2.7

突っ込むだけ野暮だとは思いつつまずは一言「そんな雑な事してたらすぐ足がつくやろ」

開始早々、渋谷スクランブル交差点の映し方を見て「地雷踏んじまったかなぁ」ってなった(そのあと3、4回交差点のシーンあ
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都市の寓話(2024年製作の映画)

3.2

母親がオーディションを受ける会場に連れられて来た主人公の少年は、そこでレオス・カラックス演じる怪しげなバレエ演出家に「洞窟のアレゴリー」を教えられる。以下ネタバレあり>>続きを読む

ガガ 英雄たちに栄光あれ(1986年製作の映画)

3.6

不服従の罪で服役している主人公は惑星探査用宇宙船に乗せられる事に。要はかつての🐕とか🐵とかと同様の扱いである。

そうして着陸した人跡未踏の惑星は何故か地球と同様の環境でそこの住人も人類と見分けがつか
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