地底獣国さんの映画レビュー・感想・評価

地底獣国

地底獣国

サスペリア(2018年製作の映画)

3.4

お話自体はオリジナルよりかはちゃんと構成されているがどうも勿体ぶりすぎ。ストーリーが勿体ぶってる150分越えの映画と、殺しの演出が勿体ぶってる100分足らずの映画、どっちがええかと問われれば自分は後者>>続きを読む

サスペリア(1977年製作の映画)

3.5

「溜め」に命をかける男、ダリオ・アルジェント

ゴブリンの不吉な音楽が鳴り始めてから引っ張って引っ張って引っ張って〜こっちが痺れを切らす直前ぐらいに襲撃が始まる!っていうこの匠の技よ(個人の感想。「い
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怒りの日(1943年製作の映画)

3.5

ギャスパー・ノエが「ルクス・エテルナ」の中で引用していた作品✝️仐

教会については言うに及ばず、権威を笠に我が身可愛さからの行動を隠して行くアプサロンも、愛情の名の下に息子アプサロンと孫マッティンを
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WILL(2024年製作の映画)

3.6

雑感レビューの回

-MOROHAのライブシーン(と曲)、監督としては必要だと思ってるから何度も挟んできたんだろうけど自分にはノイズだった。それと彼らの曲が東出氏の心情を代弁するような演出、ドキュメン
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犯罪都市 NO WAY OUT(2023年製作の映画)

3.6

シリーズを重ねるごとに叔父貴のスーパーソルジャー化が進行し、それに伴い間を持たせるのが更に難しくなってる問題。

そのためか今回敵側の事情が若干込み入っており、観ながら人物関係の把握に頭を回転させる必
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フランケンフッカー(1990年製作の映画)

3.1

いやあ〜よくこんなヒドい話思い付くなぁ(褒め言葉)。

自分には「哀れなるものたち」との共通項は「女性を『所有物』のように扱う男どもがしっぺ返しを食らう」ぐらいしか見出せなかったな。あ、エリザベス役の
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ボーはおそれている(2023年製作の映画)

3.8

観る前はノれるかどうかをおそれていたけど全然大丈夫で、愉快な?悪夢世界を存分に堪能させてもらった。

実家に帰り着くまでのスクリューボールトラジディ(若しくはパッションプレイ)には距離を置いた視点で「
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リベリオン(2002年製作の映画)

3.4

オーウェルとかブラッドベリのパチモンみたいなディストピア社会の描写はともかく、ガン=カタという偉大な発明をした作品だという事は後世に語り継がれるべき。

開巻時には全くの無表情だったのが徐々に感情の表
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バッドランド・ハンターズ(2024年製作の映画)

3.0

「新感染」でゾンビ(っぽい人たち)の大群相手に徒手空拳であそこまでやりあったドンソク叔父貴が武器持ったらそら鬼に金棒やろ。

前にも書いたけど、ラスボスと対決するまでどう間を保たせるか、溜めを作るかと
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イントゥ・ザ・インフェルノ -マグマの世界-(2016年製作の映画)

3.0

ヘルツォークと友人の火山学者クライヴ・オッペンハイマーが世界のいろんな火山を紹介する映画‥のはずだったのが、興味の向いた方向(10万年前の人類の化石発掘とか、白頭山に関連して北朝鮮がプロパガンダの一環>>続きを読む

聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

これはなぁ…封切り時に観ておくべきだったなあ。

入場者プレゼントにバリー・キオガンがスパゲティ食べるシーンのステッカーが配られるぐらいに本作での彼のヤバさが拡散してしまったがために、「いつ本性を現す
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ノスタルジア 4K修復版(1983年製作の映画)

3.6

〜寝落ちせずに最後まで観れたよ!〜
〜よく頑張った!偉いぞ俺!〜

タル(い)コフスキー初挑戦。

いやもうね、中盤までの陰影、陰影、また陰影、そこへ更に音波攻撃(雨音)という強力コンボに晒された時は
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死神とラーメン(2022年製作の映画)

2.4

死神が相手間違えてて実は死ぬ予定なのはオンマの方で、ラーメン喉に詰まらせて最期を迎えると思ってた。

ローレライ(2005年製作の映画)

2.5

「潜水艦映画にもハズレはある」という事を教えてくれた貴重な作品。

手が抜けなくなるシーンとか「何の冗談だ」と思って観てたんだが、のちに大真面目にやってたんだと知ってさらに失望。

まあでも伊507の
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裁かるゝジャンヌ(1928年製作の映画)

4.0

誰が観ても一目瞭然「顔」の映画。ここまで執拗に顔面のどアップを、小皺の一本一本、細かい凹凸に至るまで捉えた映画というのは滅多にお目にかかれん。それに応えて主要キャストはもちろん、端役、エキストラも強度>>続きを読む

スネーク・バイト(2016年製作の映画)

3.2

キャンプ場から足をのばして森の中へやって来た少年たち。ひとりが蛇に噛まれた!猛毒のサンゴヘビかも‼︎そうだったら10分で死ぬ‼︎どうする⁉︎

途中からオチは2択だなと思いながら見て、最後「あ〜そっち
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ウラド(2014年製作の映画)

2.9

恥ずかしながら、ブラジルで1964年から85年まで(アメリカ合衆国支援のもと)軍事独裁政権が続いていたという事を本作を見て初めて知った。

映画の完成度は別として、知るきっかけになったという事を評価し
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ウィリーズ・ワンダーランド(2021年製作の映画)

3.4

ワンナイト・アット・ウィリーズ

皆さん仰る通り本家よりおもろいやつ。まさにこういうのが自分が観たかったファイブナイツアットフレディーズ(FNAF)。

およそニコケイでなければ成立しないんじゃないか
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スリ(2008年製作の映画)

4.0

「ちょっと前から古いものが消え始めた。『スリ』を撮ろうと思ったのは、香港のこんな部分を捕らえてみたかったからだ➖古い文化や歴史や些細なことを思い出として」
「今ではスリなんてなくなりつつある。あるいは
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スリ(掏摸)(1959年製作の映画)

3.0

もしやP・シュレイダーのアレとかアレの元ネタはこれか?

やってる事は犯罪だけどああいう連携プレーってつい見てて気持ち良くなるんだよなぁ。

後ろに立ってる人間の内ポケットに手を入れるってどんな軟体だ
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ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ(2023年製作の映画)

3.0

思ってたんと違う‥

どうやら原作ゲームのファンが楽しめることを第一に考えて構成した話らしい。なので以下の駄文は外野の戯言と思っていただきたい。

弟を攫われたトラウマとか妹の親権問題とか妙にカタい要
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グッド・ストーリー(2013年製作の映画)

2.9

察しの良い店主。

語られなければ無かった事になる。

「絶対貫通して当たるやろ」っていうのは野暮か。

フリー・フォール(2021年製作の映画)

2.8

WTC北タワーに飛行機が突っ込み、何が起こったのか皆が判断しかねている中、テロの可能性が高いと考えて賭けに出たトレーダーの話。

いやもちろん、普通にしてたら会社は大損こいて自分だけじゃなく大勢馘にな
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梟ーフクロウー(2022年製作の映画)

3.7

もともと自分の中で優先順位は低かったんだがDOMMUNEで取り上げられたのを聴いて俄然興味が湧いたので鑑賞。ただ、そこで軽いネタバレも食らってしまったのは痛し痒し。

概要としては宮廷陰謀劇に巻き込ま
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ダム・マネー ウォール街を狙え!(2023年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

つい2週間ほど前までゲームストップ株の事など全く知らず、観る直前に「株の乱高下についてSECが調査に入り、公聴会が開かれた」という予備知識だけ入れての鑑賞。

起きた事象それ自体が面白い一方で演出につ
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あるじ(1925年製作の映画)

3.2

当時はこれ、結構攻めた内容だったんかな?知らんけど。

DV男って往々にして反省のポーズとか上辺を取り繕うのが上手かったりするから油断したらいかんと思うぞ。

八つ墓村(1977年製作の映画)

3.6

原作から登場人物を統合、削減して2時間半に収めるところは脚色の基本の様な手技ながら、注力しているのはミステリではなく、「猟奇」と「怪奇」‼︎終盤なんの前振りも無くヒロインが憑物状態になるわ、推理を裏付>>続きを読む

映画 ○月○日、区長になる女。(2024年製作の映画)

3.5

例によって雑感レビュー


- 自分は関西在住なんで杉並区の事は分からんが、確かに自分の住む地区の事について関心が低すぎる、と言うのは思い当たる。

- 道路拡張の是非はともかく、それだけの予算を使い
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リアル 完全なる首長竜の日(2013年製作の映画)

3.4

首長竜繋がりで昔観た映画のうろ覚えレビュー。

まあ確かに映画全体としての出来はアレだが、前半佐藤健メインのパートはいかにも黒澤清的不穏さが充満してる(殊に哲学的ゾンビの異様さ!)し、謎の機械から放た
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恐竜・怪鳥の伝説(1977年製作の映画)

2.1

恐竜も鳥も出てこない(出るのは首長竜と翼竜)し伝説も「竜」の方だけ、って言うか「鳥」は残り20分ぐらいになって唐突に現れる。

自分が「大特撮」読んだのは中学1年か2年ぐらいだったと思う(ちなみに初版
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ガートルード/ゲアトルーズ(1964年製作の映画)

3.5

すっごく下世話な話を詩的な言葉で綴って行くという、ひとつ間違えれば目も当てられない大惨事になりかねんところをちゃんと映画として成立させて観せ切る匠の技。「ひとりの女性と三人の男の、求めるものと与えるも>>続きを読む

キスキス,バンバン(2005年製作の映画)

3.4

元泥棒の俳優とゲイの私立探偵が、ある殺人事件に隠された謎に挑む(半分くらいは本当)!

真偽の程は分からんけど、本作を見たジョン・ファヴローがトニー・スターク役にロバート・ダウニー・Jrを推し、そのフ
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

3.7

もう少しで刺さるところまで行ったんだけど、惜しいな(何様)。

自分の中で一番引っ掛かったのはパリの娼館での日々。それ以前も以降もベラの前には様々な(男社会の)良識だの社会通念だのが立ちはだかり抑圧し
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砂の器(1974年製作の映画)

3.8

映画力高っ‼︎!

原作未読なんでどのぐらい丁寧に捜査過程を書いてあるのか存じませんが、参考にと目を通した春日太一氏の本によると原作にも結構ガバガバな展開があって、それがそのままシナリオに残っている事
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悪魔のシスター デジタルリマスター版(1973年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

ネタバレせずに本作の話するのは自分には無理。更に他の作品についても言及してるんでそのおつもりで。


のっけからバーナード・ハーマンの曲がうるさいうるさい(笑)自作に彼を起用できてよっぽど嬉しかったん
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