けいり部

僕と彼女とラリーとのけいり部のレビュー・感想・評価

僕と彼女とラリーと(2021年製作の映画)
3.6
俺たちが出るのは
レースじゃなくて ラリーだから!
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舞台挨拶付き完成披露上映会にて鑑賞。

過去のすれ違いから疎遠になっていた父親の突然の訃報で地元へと帰省することになった主人公。
父親が経営していた小さな自動車修理会社で働く従業員や、地元で暮らす幼馴染との触れ合いを通じて自分が見て来なかった父親のこと、彼が参加を夢見ていたラリーの魅力を知っていく。

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この作品で豊田市に行ってラリーを見たくなってしまった時点で製作陣の勝ち。
森崎ウィンさん演じる主人公が訪れる豊田市の町並みや自然の美しさ、そしてラリーカーのカッコ良さで溢れている本作。
21年11月11日から4日間開催される「世界ラリー選手権(WRC)」も俄然気になる😳


父親と同じことをして初めて父親のことをちゃんと知る。こういうのに弱いのよ。
父親の友人役を演じた竹内力さんも素敵なんじゃー、力さんこんな優しい役もあるのか😌

あと本作自体がクラウドファンディングと連動していた作品なので、劇中のクラウドファンディング×ラリーカーに貼るスポンサーシールという現実と仮想がリンクする構図はなるほど面白いなと。


冒頭のちょっと説明くさすぎるセリフや、主人公の同居人とマネージャーの使い方がもっと上手くストーリーに絡ませて活躍出来ればなぁという気もする。
それと西村まさ彦さん演じるお父さんの方言?がどうしても違和感を感じちゃって、そこがちょっと入り込めない…。
あとラリーカーのシーンを期待していくとちょっと物足りないかも。そして物語が面白くなってくるまでがちょっと長い。

ともあれ全体通しての爽やかな雰囲気とお出かけしたくなる景色満載で、気分転換にはちょうど良い作品。
豊田市在住だったり、愛知県民ならより楽しめると思う。

最後になんといっても深川麻衣さんが可愛すぎてこれは男性が確実に恋に落ちてしまう。
当たり前だと言われるかもしれないけど、最初から最後までずっ〜と可愛い。ハンドル握る姿も、ほろ酔いで街を歩く姿もとてもキュート。

舞台挨拶で登壇された森崎ウィンさんと田中さんがとても好青年かつ面白い方々だったので、今後も応援したい。
けいり部

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