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ノーカントリーのkotsumekawausoのレビュー・感想・評価

ノーカントリー(2007年製作の映画)
4.0
麻薬密売にからむ金を拾った退役軍人のモスが、金を取り戻そうとする得たいの知れない殺し屋に追いかけ回されるクライムサスペンス。ふたりを追う保安官が視聴者の視点として機能しつつ、どこまでも追いかけてくる感情の読めない殺し屋からモスが逃げ切れるのか、先の読めない展開とスリリングな攻防が途切れず描かれる。ごろごろ死体の転がる圧倒的なバイオレンス、家畜を殺すための高圧縮ボンベを武器として持ち歩き一般的な感情のやり取りが通じない殺し屋のキャラクター、どこまでもドライで容赦のないストーリー展開など、この作品が評価される理由がよくわかった。
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