2024/03/20
監督 ジョエル・コーエン、イーサン・コーエン
ハビエル・バルデム
ジョシュ・ブローリン
andトミー・リー・ジョーンズ
"純粋な悪にのみこまれる"
ベトナム帰還兵で溶接工のモスは、偶然にもギャングの麻薬取引に絡む大金を手に入れる。
金を持ち逃げしたモスだったが、ギャングのボスが雇った凶悪な殺し屋シガーに執拗に追われることになるのだった。
いく先々で殺戮を繰り返すシガーに追い詰められていくモス、そして事件を探るベテラン保安官、やがて物語は想像を超える結末に向かっていく。
コーエン兄弟によるクライムスリラー。
ハビエル・バルデム&J・ブローリンでもう一本。
個人的にコーエン兄弟の作品のなかで「ファーゴ」以来の傑作だと思っている作品、
とにかくハビエル・バルデム演じる殺し屋シガーのキャラクターが強烈だった。
全てのシーンに緊張感が漲り、全てが繋がっているような感覚、突然の場面転換や唐突な演出で1秒たりとも目が離せない、クライマックスと予想を超えるラストに、鑑賞後暫し茫然とした記憶がある作品です。
鑑賞日2008年、劇場にて