恐るべし、アントン・シガー。
アカデミー賞含め、~賞受賞!
っていう映画の相性がいまいち良くないのですが、本作は抜群に面白かったです。
たまたま大金を見つけて逃亡する男と、その男を追う脅威の殺し屋アントン・シガーの緊迫の攻防を描いた作品。
逃げても逃げてもすぐ近くにいるのではないかと思わせる、劇中そんな空気感と緊迫感なので退屈せず見れました。
一発見た瞬間にこいつはヤバそうだと思わせる無表情で謎の会話をするシガーが、家畜殺害用の空気銃で誰彼構わずとにかく人を殺しまくってます。
足の裏の血の確認やコインを使って判断を促すなど、殺人における一貫したプロセスも描かれ、より溢れる不気味&キチガイっぷりでした。
これまで見た殺し屋キャラクターの中でもかなり印象に残るサイコパスでした。
ノーカントリーの意味合いは様々な意見があるようですが、端的に希望は捨てず、という意味と解釈します。