もっとドロドロしているのかな?
…と思っていたけど、
全然ドロドロしていなくて、
コミカルで不思議な不倫映画でした。
まさにプラスティック・ラブ。
綺麗に描かれていく漫画が、
現実とシンクロしながら、
同時進行していく展開が非常に新鮮。
この描写とセンスが凄く良かった。
柄本佑さんの人間くさい仕草と、
黒木華さんの絶妙な演技が絡み合う、
お互いの心理戦から、本当の気持ちが、
ぶつかり合うまでの過程も面白かった。
タイトルの意味は、自動車学校での、
金子大地さんとの出会いからの意味と、
柄本佑さんとの今後の漫画人生の、
二つを得たことを意味しているんだと思う。
…となると、
黒木華さんの一人勝ちな気がしてならない。
奈緒さんは一番楽しんでいましたね…笑。
柄本佑さんはスッキリしていない感じ!?
結局は原因を作ってしまった人に対して、
こうなっても仕方ないですよと、
こうなっちゃいますよと、
教えてくれる作品にも感じましたが、
決して後味は悪くなくて、
何とも清々しく綺麗にまとまった、
全体的に妙に心地よい物語でした。