マーフィー

エンドロールのつづきのマーフィーのレビュー・感想・評価

エンドロールのつづき(2021年製作の映画)
3.8
2023/02/10観賞。

最序盤で観てるこっちも映写機の方振り向きたくなったわ。

光の使い方が印象的。
映画館の光はもちろんのこと、
絶望的なシーンなのにやたら綺麗に映る光、
そしてラストの電車のとこで入る光もいい。

盛り上がりには欠けるけど、間違いなく心動かされる。
ボルテージ低空飛行で盛り上がりの波がある感じ。
もうちょっと映画を知ってたらぶち上がってだと思う。


主演のバヴィン・ラバリ、9歳にして超絶イケメン。
ラストの泣く演技が見事。グッときた。


バラモンはカースト最高位だけども、
サマイの一家みたいに必ずしも裕福なわけではないのね。こういう転落パターンもあると。
裕福じゃなくなってもいまだ階級を意識して生きないといけない苦しさよ。


料理の描写がとても良くて、サマイの「世界一おいしい」やファザルの「絶品」などのセリフがめちゃくちゃ説得力ある。
料理の音ってめっちゃいいよね。何作ってるか分からなくてもめちゃくちゃいいわ。
良い料理シーンは国も文化も普通に越える。越えるというかもう普通に寄り添ってくる。ゼロ距離。


ある理由で登場するパソコンの音がめちゃくちゃあからさまな機械音で笑ってしまった。
いつの時代のパソコンのイメージよ笑


【ムービーウォッチメン映画評を聞いて】
冒頭の飛行機完全に見逃した。
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