青い御伽噺

エンドロールのつづきの青い御伽噺のレビュー・感想・評価

エンドロールのつづき(2021年製作の映画)
3.1
インド版「ニューシネマパラダイス」というより、インド版「フェイブルマンズ」だった。

インドの田舎に住む貧しい少年が映画に魅せられて、映画作りを志すお話。

この少年の良いところは、映画を作りたい。っていうより、光の勉強をしたい。って言うところ。

光の先に物語があり、物語が映画を作る。って考えてて、その考え方が素敵!

なので、彼が映画を観てるシーンは映画そのものを観てるというより、映画を映し出す映写機の光を観て感動してる。

映写技師のおっさんと仲良くなって、映写室に出入りするようになるんだけど、久しぶりに映写室に入った時に映写機を抱きしめて、キスするシーンがあって、そこが1番熱かった。

実際に映画を作るシーンはなく、映画を観るだけで精一杯な感じも良かった。

あと、お母さんがめっちゃ美人!!

お母さんが料理を作るシーンが結構丁寧に描かれていて、そこが凄くいい!

大小様々な瓶にスパイスが入っていて、それをパパッと選んで調理していく姿が本当に美しい。めっちゃ美味しそうやし!
青い御伽噺

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