宝石を軸にそれを求める様々な男達の物語が進行し、それらが密接に絡み合っていくお話。
軽快な劇中BGMや、ところどころに挟まれるコメディ要素のおかげで、内容の泥臭さの割には大分気楽に観賞できた。
なんといってもオープニングの演出がおしゃれでかっこよい。パロディやオマージュもされますわなそりゃ。
登場人物も多く、最初はついていけるか不安だったけれど、途中から各キャラクターがすんなりと自分の中に入ってきて、彼らのやりとりにいちいちドキドキハラハラできるくらいにのめり込むことができた。
密接に絡み合っていくストーリー構成含め、よくできた脚本、魅せ方だと感心。色々理解した上で最初から見るとまた違った見方ができて楽しいんだろうな。
中々血生臭い箇所も多数あるけれど、この目まぐるしい展開と作中の謎のオシャレさは色々な人に感じて欲しい。そんな良作品でした。
