SYU

コーダ あいのうたのSYUのレビュー・感想・評価

コーダ あいのうた(2021年製作の映画)
4.0
2022/02/04
2022年12本目(劇場5本目)
監督 シアン・へダー
エミリア・ジョーンズ
マーリー・マトリン

"青春の光と影"

㊗️アカデミー賞受賞

漁業を営む聾唖者の家族の中で、1人だけ聴力を持って育ち、家族を支える主人公の少女。
歌の才能に目覚めた彼女が、家族への想いと自らの夢の間で悩み、傷つきながらも成長していく姿を描くドラマ。

元ネタとなるフランス版は未見、予告編を見た時にピピっときて、気になっていた映画ですが、予想以上に良かったです。

重くなりそうなテーマでありながら、少しだけ下品だけど絶妙な笑いを取り入れながら(父親が彼氏に手話で話すシーンは笑いを堪えるのに大変でした)、主人公の青春、苦悩、更には周りの素晴らしい人々との出会いや触れ合い、何にも代え難い家族の絆を描き、クライマックスでは思わず目頭を押さえてしまった。

主演のE・ジョーンズの歌声が素晴らしく、思わずサントラをダウンロードしてしまいました。

そして、見終わるまで母親役がM・マトリンだった事に気づきませんでした、年齢は重ねてますが相変わらず綺麗な方でした。

笑って、共感して、モヤモヤして、感動して泣けて、最後には爽やかで優しい気持ちになれる素敵な作品でした、素晴らしいです。
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