あやこす

コーダ あいのうたのあやこすのレビュー・感想・評価

コーダ あいのうた(2021年製作の映画)
4.5
良かった〜〜めっちゃ泣いた〜〜!
ルビーの歌声が透き通っていてとてもきれいで、途中からルビーが歌うともれなく涙腺が緩む仕様になってしまったw

ルビーの家は聾唖者の世界が基準になっていて、観ている側も観ている側なりにそれをベースにして観るからよりルビーに感情移入したし、学校でのくだりとかギャップの刺さり方が痛かった…。
そんな中で歌の世界に引き込んでくれたV先生の存在が大きすぎたしかっこよかった!日本のザ熱血教育!とは違って本人のやる気がないと教えられないという姿勢も素敵だなーと思った。
そしてなによりもコンサートのシーン!ふたりのハーモニーが練習時から素敵でフルで聴いていたいな〜と思っていたところのあの演出…!すごくハッとさせられたし、お父さんの音楽の感じ方に感動した。
ルビーの歌を聴くのに喉を触ったりしているのが元々ビートが響くからヒップホップが好きって言っていたのと繋がって、彼なりのやり方なんだろうなーと思って泣いた〜。

全体的にすごく無駄のない作りで、観やすいけど重心がしっかりしているって感じで映画としてとても良かったな〜!恋愛パートがあんなに邪魔せずかつ良い味付けになっているものはなかなかないような気がする。現実の仕事とか忘れてすごく良い、優しい気持ちになれた作品でした!
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