2022年アカデミー賞作品賞受賞作の本作を遅ればせながら視聴。
昨年の秋に予告編を観た時にはよくある家族モノの感動作品かなぁ、くらいの印象でしたが、実際に観てみるとまぁ泣けます笑
ストーリー自体は結末まで予想できる展開で、大きな事件が起きるというわけではないですが、終盤の合唱コンサートの途中で急に無音になり、視聴者自身がろう者の世界を体験するという演出は斬新で、それにより聴者とろう者の世界はこんなにも違うのだという事実を実感することができたのが素晴らしかった!
そのうえで父がルビーの歌に文字通り触れる演出により、聴者とろう者は理解し合えるというメッセージが伝わってきた。
これは聴者とかろう者のみならず、人間間のコミュニケーションの本質を示しているのではと思った。
大学入試の課題曲の歌詞が聴者とろう者の2つの世界で生きてきたルビーの人生を表していたのも泣きポイントでしたね!
涙活したい時にまた観たい作品でした!