RestatLouis60

コーダ あいのうたのRestatLouis60のレビュー・感想・評価

コーダ あいのうた(2021年製作の映画)
4.9
こんなに泣いた映画は今までで初めて。音が無くなるシーン、お父さんがルビーと2人きりで歌ってもらうシーン、オーディションで手話をしだしたシーン、一気に涙が溢れた。たとえ音が聞こえなくても、きっとルビーの歌声は伝わっていると思う。でも娘の声を心から聴きたかっただろうな、とも思うと涙が止まらなかった。お父さんの娘に夢を叶えさせてあげたいという思い、お母さんとしてろう者でも子育てを上手く出来るかという心配、長男なのに家族を安心させてあげられない悔しさ、それぞれの葛藤が痛いほど感じられた。そんな家族が1つになり、ルビーの未来を信じ、前向きになれたとき、最後ハグをするシーンがもう最高だった。1番負担を抱えてきた、ルビーが報われた気がした。本当にくじけず頑張ったと思う。勇気を貰えた。

とにかく感動だった。感情を揺さぶられまくった。友達に泣ける映画教えてって言われたら毎回おすすめしようと思う。家族役の俳優が実際にろう者なんだとか。そこも良かった。友達や先生も温かかった。こーゆー映画も増えて欲しいな。そして障害者がより受け入れられる世の中になって欲しい。