Mizhas

劇場版 呪術廻戦 0のMizhasのネタバレレビュー・内容・結末

劇場版 呪術廻戦 0(2021年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

映画冒頭は街灯の点滅という、古典的とも言える「これからホラー映画始まるよー」の雰囲気で始まった。
そこからの、スクールカースト上位者による下位の者へのイジメ。
しかし本来暴力を振るう側の人間が、弱者にめちゃくちゃにされてロッカーに詰められてしまう…。というオープニングなのだが、この幕開けは痺れた。
普通ホラー映画は怪人や怪異が敵として描かれ、主人公はそれから逃げ惑うか退治する側になる。
でも今作は逆。主人公が怪人の力を行使する側であり、基本敵は逃げ惑うのみなのだ。
そういう意味では、今作のラスボスとも言うべき夏油は真っ向から戦ってきたので、敵ではなかったのかもしれない。
少し話が逸れたが、とにかくこの冒頭で私のハートは持っていかれた。
女性視聴者が皆口を揃えて「五条悟最高」と言うのと同じように、最初の5分で「呪術廻戦0最高」と叫びたくなるほどに。
古典的なホラー映画を匂わせておいて、その実態は全く違う作風、ホラーへのアンチテーゼとも言える作品だったのだから。
とそんな感じに綴っていたら、既に結構な分量になっていた。
残りの115分に関しても同じ分量で書いていたら埒が明かないので、あとはもう見た人全員が抱く感想であろう言葉でまとめると、「圧倒的な作画と音の臨場感」。それに尽きます。はいレビュー終わり。
とはいえ大袈裟というわけでもなく、呪術廻戦全く知らなくてもそれだけを体験するために劇場へゴー!と言ってもいいぐらいのクオリティだったので、行こうか迷っている方はとりあえず映画館へ足を運んでほしい。
おそらくテレビとかで見たらだいぶ評価変わるんじゃないかな?と思うぐらいには映画館で見るべき作品かなと。
といったところで、そろそろまた呪術廻戦0最高と叫びたくなってきたので行ってきまーす。
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