隔たる世界の2人のKのレビュー・感想・評価

こんな話がアメリカのあちらこちらで起こっているのだということが何より悲しい真実。タイムループの使われ方がその残酷さをさらに表していた。銃で反撃することも可能であっただろうに、最後まで対話に希望をもったにも関わらずそれが伝わらなくてただ愛犬の待つ家に帰るという日常の幸せが叶わない悔しさにやりきれない思いになった。
苦しい内容だけど、世界中のたくさんの人がこの作品を観てひとりでも多くの人がこういった差別をしない世の中になりますようにと願います。

2021年24本目