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隔たる世界の2人のyのレビュー・感想・評価

隔たる世界の2人(2020年製作の映画)
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目の前で今なにかを犯したわけでもない人を憶測だけで銃殺することが一応でも許されている事実が恐ろしいと感じた。
エンドロールで、被害を受けた彼らの名前と、当時何をしていたかが沢山流れてきた。その全員が、怪しまれるような事は一人としてしていなく、散歩中や買い物中、ましてや自宅のベッドで就寝中というのもあった。衝撃だった。これでは一時も心の底から安心して暮らせる瞬間がないじゃないかと思った。

調べていくうちにある記事で見つけたこの言葉がとても印象的だったので貼り付けておく。
「黒人は武器を持っていなくても背後から撃たれるのに、白人ならライフルを抱えていても撃たれない」これが、米国の白人が意識していない、白人が生まれながらに持つ特権である。

日本で安全と平和に包まれて暮らしている私にできることなんて少ないかもしれないが、このような映画を観て事実を知るだけでも何かしらは違うと思った。
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