監督業というのはチームとしての辻褄合わせ(社会性=大人になる)と 個性(我がまま)の両輪で走るオートバイのライダーみたいなモノで、ある程度のバランスやらスピード感覚が無いと転倒してしまうのでしょう。
なので「個性が強い=社会性に乏しい」という矛盾をはらんでいるワケで その危うさにハラハラドキドキ、そしてワクワクさせられるのかもしれないですね。
ちなみに そのオートバイを設計しメンテナンスするのがプロデューサーなのかなと。
スピードが出るレーサータイプ、運動性能に優れるモトクロス、耐久型、等など
最近は転倒しないオートバイなんてのもあるみたいだし。(笑)
見たかった仮面ライダーでは無かったかもしれないけど、見たかった庵野作品だったし、『君膵』以来の見たかった浜辺美波さんでした。
キャラクタをキャストによせた成功と失敗が混在してたかも。
戦闘シーンが「痛みを伴う」生身から無機質なモノへと変わってしまう描写も人の性らしく。
サブリミナルが如き編集で焼付けられたライダーキックが最高にカッコ良く、最高に悲しげ。