ろんぱち

シン・仮面ライダーのろんぱちのレビュー・感想・評価

シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)
3.0
監督業というのはチームとしての辻褄合わせ(社会性=大人になる)と 個性(我がまま)の両輪で走るオートバイのライダーみたいなモノで、ある程度のバランスやらスピード感覚が無いと転倒してしまうのでしょう。

なので「個性が強い=社会性に乏しい」という矛盾をはらんでいるワケで その危うさにハラハラドキドキ、そしてワクワクさせられるのかもしれないですね。

ちなみに そのオートバイを設計しメンテナンスするのがプロデューサーなのかなと。

スピードが出るレーサータイプ、運動性能に優れるモトクロス、耐久型、等など
最近は転倒しないオートバイなんてのもあるみたいだし。(笑)

見たかった仮面ライダーでは無かったかもしれないけど、見たかった庵野作品だったし、『君膵』以来の見たかった浜辺美波さんでした。
キャラクタをキャストによせた成功と失敗が混在してたかも。
戦闘シーンが「痛みを伴う」生身から無機質なモノへと変わってしまう描写も人の性らしく。

サブリミナルが如き編集で焼付けられたライダーキックが最高にカッコ良く、最高に悲しげ。
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