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シン・仮面ライダーのMAOWのレビュー・感想・評価

シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)
2.1
序盤から置いてかれた。

いきなり仮面ライダー現れて
なんかよく分からん改造理由言われて
池松壮亮はすんなり受け入れるし、
ワケ分からん。

敵の蜘蛛とのバトルもショボショボやし、
最後クモがやられるときの「しまりました」が日本語おかしすぎてwww


グロテスクアクションとか言われてるけど
ただ単に赤い液体ぶちまけてるだけで
『LOGAN』みたいな痛々しさもなくて、がっかり。

しかもそれ、序盤だけだし。
後半全部爆発して終わり。なんそれ。


仮面ライダーの悲壮感も
池松壮亮のボーッとした顔と喋りでぼやける。



…いや、これほんまに映画なん?

シーンの繋がりが雑すぎて
予告編かと思う酷さよ。



バットウイルス?で人口減らそうってのもさ、
『ウォッチメン』や『AVENGERS: INFINITY WAR』で散々やってたやん。

それに対して「それは完全に悪です!」って言いきるノリもさぁ…
浅いし古いんよ。


他にも、主にアメコミ映画で見たことあるような舞台、ビジュアル、仕草が
恐ろしく低クオリティで再現されてる。

ハチのとこの黄色い衣装と刀は『キル・ビル』
工場でのバトルは『アメスパ2』
カメレオンが刀拭くシーンは『ローニン』
ヘルメットでメッセージ再生は『IRON MAN3』
ラスボスはフォースでも使ってんのか(笑)
敵の唐突な改心は『THOR: Love and Thunder』(笑)

萎え。



コウモリさん一人だけマスクじゃなくて怪人なのも意味分からんけど、

ここの「同じ格好の人間がたくさんいる」って状況もさ、
そこに浜辺美波紛れ込ませて、「仮面ライダーに戦わせにくくする」って作戦でいいやん。

無駄に人集めて一気に殺してって
マジで何の意味があるの?www


ほんで謎理論で「私は常に用意周到なの」とかイキリ散らす浜辺美波が
間髪入れず敵の蹴りを食らってるのワロタwww



赤い長いスカーフを2号に巻いてあげるとこ、池松壮亮可哀想(笑)
自分だけへのプレゼントだと思ってた節あるだろ。
てか何でそんなもん何本も持ってんねん。



ラスト、2号とタッグ組んで、群生層のバッタと戦うところはいいんやけど、
如何せん暗いんだわ。
なんでこんな場所でのバトルにしたのか。


そしてクライマックス、
ラスボスとの最終バトルはわちゃわちゃレスリングでした(笑)しょぼ



この仮面ライダーはさ、「優しくありたいけど力も正しく使いたい」って葛藤してるわけでしょ?

でもそれの表現が全部セリフ上にしか無いんよ。

普通に変身して戦って倒して、
分が悪いと逃げ出すだけの奴の
どこに優しさを見いだせと?

『クウガ』の演出と演技見習えボケナスが。




良かった点は独特なセリフ回し。
「対抗する暴力装置を持ってる」とか「心がっかりだ」とか「オールスッキリした」とかね。

あとは後ろ髪がヘルメットからはみ出してるビジュアルも好き。

あ!あと竹野内豊とか斎藤工のスターシステムも好きだったりする。



ほんで、最後、
1号と2号が一体となって、風を感じながら駆け抜けるラストは、
純粋に良いシーンだな、って思った。

2号の軽さと喋り方が良い味出してるんよな。






…長澤まさみ!?wwwwww面白すぎだろ。
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