ひ

女と男のいる舗道のひのレビュー・感想・評価

女と男のいる舗道(1962年製作の映画)
3.8
2016年9月28日水曜日

ゴダールの2作品目
はっきり言って若い時に気狂いピエロを見て全く理解とか面白い!
て思わなかった私。
でも、ゴダールの作品を順に見ていくとやりたいことが見えてきて面白い。

特に部屋での撮影シーンや
女の子が娼婦を経験して女性になるシーン。
いろんな部屋を開けて男女の関係をこちらに見せてくる。娼婦の館だ。いろんな想いを持って男女がそこに存在する。
部屋を開けてそれを見ることだけでその人の人生が一瞬に裸にされる。それに動揺しないカリーナ。

うまく書けないが、裸にさせる、それを画面いっぱいではなく隅っこにだけ登場させるのは相当な勇気がいるはずだ。それを何回も画面にうつしだす。
ゴダールさんはやっぱり凄いわ。
ひ