妻と離婚協議中の主人公はせめて娘の親権だけはと願うものの収入がないため劣勢、しかしそんな折に妻が交通事故で亡くなったためなし崩し的に娘とのふたり暮らしがはじまるも、とてつもなく恐ろしい事態が巻き起こるのだったというお話
純心で無垢でとても可愛らしい娘ちゃん以外はロクなものじゃあない登場人物でいっぱい
とはいえ性格が悪そうな妻がピリピリしている原因の大半はまるで収入がない主人公のせいなので、稼ぎがないくせに理想論ばかりを語る主人公が一番のクズかもしれません
というかきっとそうです
そんな妻が亡くなったのち収入にはありつけたものの家と娘の周りには怪異が…となってからが本題なのですが、怪異の姿かたちこそ非常に好みではあるものの、余計な登場人物に余計な設定を加えたため怪異の立ち位置すらおかしなことになってしまった感は否めません
いやある意味では素直なのかもしれないけれども、それならあんなクリーチャー然とした恰好じゃなくてもいいじゃないか
実は…というどんでん返しをしたかったのはわかりますけどね
