やっぱりカルカン

そして、バトンは渡されたのやっぱりカルカンのレビュー・感想・評価

そして、バトンは渡された(2021年製作の映画)
3.3
なんとなく「君の膵臓をたべたい」を思い出しました。
端的に言うと
・感動させる系
・後から伏線回収系
・まさかの展開系
・1回見たらお腹いっぱい系
でした。

一通り納得できたのですが「この家にいると窮屈」発言の真意と、シャンパンが飲みたいと言ったのにワインを勧められて露骨に嫌な顔をするシーンだけよく分かりませんでした。こちらはネットで調べた所、原作だともう少し分かりやすいようなのでもしハマった方は小説も読んでみるといいかもしれません。
ラストにかけての展開が映画と違う?という噂も見ましたが、映画は初見の衝撃がほぼ全てな感じでした。(最初は驚きますがよく見ているとヒントがあるので途中からは先の展開が予想できます)
あと、映像が時系列通りに流れないので途中で「え?どういうこと?」と思うのですが、後から「あれは過去の映像だったのか」といったネタバラシがあるような作りです。

母親の行動について、気持ちは分からなくもないけど賞賛できない事と、主人公?の女の子の人生がかわいそうなのに元気で良い子で健気で、見ていて辛かったのと、比喩表現で「バトン」と言われていたのが私にとってはモノ扱いされたみたいで嫌でした。
一応泣きましたが、何回も見たいと思わない・共感できないという点で点数は低めにしました。