アリー

草の響きのアリーのレビュー・感想・評価

草の響き(2021年製作の映画)
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2021年10月13日 新宿武蔵野館

確か佐藤泰志作品は全部見ていると思う。中でも「海炭市叙景」は私のオールタイムベスト。佐藤泰志は草の響きを書いた8年後くらいに自死する。

東出昌大が期待した通りの怪演。この変態さは彼にしか出せないよなぁ。
最初高校生が出てきた時には、「東出の高校時代の話?」と思ってしまうがそうではなく、主人公3人と、若者3人の対比が描かれる。他の人も書いているが、これがうまくリンクしなくて、なんかモヤモヤする。
犬のニコちゃんが可愛すぎる。我が家も子供よりも先に犬を飼っていたので、勝手に自分と重ね合わせてしまった。犬がテーマではないのに、こんなに犬が出てきて、役者と犬が話をする映画は初めてかも。でも犬飼いからすると、これが自然なのだよ。
アリー

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