がんつ

草の響きのがんつのレビュー・感想・評価

草の響き(2021年製作の映画)
3.7
《内容》
自律神経失調症と診断された
男が、不器用ながらも家族や
友人と生活するドラマ映画🎦

《詳細》
『きみの鳥はうたえる』
『オーバーフェンス』
の佐藤泰志が原作。

《感想》
走ってる人って、無条件で頑張ってるように見えます。
たとえ本人が自覚していないとしても。

面白かった‼️
主人公と私が重なり“ 頑張らないといけないと思いつつ、頑張れない ”という思考に押しつぶされそうになる映画です。
ここまでくると痛々しい。

印象に残ったシーンは、妻から「テーブル拭いといて」って言われて「拭いたよ」と答えるけど、実は拭いていないっていうシーン。
そういう“上手に生きてる風”な生き方って、すぐ他人に見透かされてるんですよね🌀

このシーンを見て、前の会社で「〇〇を頑張りたいんです!🔥」的な話をした時に「それ、本心で言ってる???笑」って上司に見透かされたことを思い出しました。
相手の期待に応えている“ 風 ”な生き方をしてるんですよ。所詮私は。笑

佐藤泰志さんの作品は、ダメな人間がほんの少し成長する姿を丁寧に描いているから好きです😊
やっぱり、頑張ってる風じゃなくて、頑張れる人になりたいなぁ。

本作は本当に、良いものでした!
がんつ

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