ベビーパウダー山崎

凌辱めす市場 監禁のベビーパウダー山崎のレビュー・感想・評価

凌辱めす市場 監禁(1986年製作の映画)
2.5
コンクリート打ちっぱなしの廃倉庫から電車内でのゲリラ撮影。金も話題性もなくなった灯火が消える寸前のロマンポルノでよく見るロケ。上垣保朗のどこか人間(関係性)に冷めている、虚無的な人物の捉え方は響くけど、物語もキャラクターの動機も殆ど見えてこないまま、拉致された女性たちが、ただただ延々と酷い目にあうだけのポルノは結構辛い。冒頭の時間を示すテロップ、助かったのにひとり取り残されたような寂しさが残るラスト(空撮)は嫌いじゃない。