四月一日わたぬき

食の安全を守る人々の四月一日わたぬきのレビュー・感想・評価

食の安全を守る人々(2021年製作の映画)
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何とも評価し難い、危うい作り方をしてる映画だとは思う。

確かに農薬の危険性や企業の体制、国の動きなどの問題は確かにある。
けどこの作品は映画の作り方としてドキュメンタリーは気をつけないとプロパガンダ映画になりかねないのに、今回その辺りに気を配って制作されたのか?と疑問符がつくものだった。
特にナレーションの使い方やデータの使い方。

ナレーションは杉本彩さんだったけど、彼女の声と認識出来ない低い声で断定形の言い切りばかりの台詞。

農薬の影響による子供達の発達障害のデータを出したが、農薬の影響もあるかもしれないが精神医療が進歩して、今までだったら認定されなかった人が発達障害と認定された人が増えた側面もあると思う。

ちょっと結論を先に決めて作った作品なのかな?と作品の幅の狭さを感じた。